見たい夢を見る方法、夢を自在に操る方法!現実よりリアルな「夢の中へ」。『フワッと、ふらっと、明晰夢の心理学』
『フワッと、ふらっと、明晰夢の心理学』
1. 自由自在に夢を操る「明晰夢」とは? そのメカニズムと実践方法
夢の中で意識を持ち、自分の思い通りに、夢を展開させることができたら、どれほど楽しいでしょうか。

「明晰夢」(ルシッド・ドリーム)とは、
まさにそのような夢のような夢のことを指します。

明晰夢は、
夢を見ている最中に「これは夢だ」と自覚しながら見る夢であり、

経験者(以下、明晰夢見者といいます)の中には、
夢の内容を自由にコントロールできる人もいます。

では、なぜ明晰夢を見ることができるのでしょうか。
明晰夢を体験するためにはどのような方法があるのでしょうか。
その仕組みと実践方法を詳しく見ていきます。
2. 明晰夢が生まれるメカニズム
人間の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の二種類があります。

レム睡眠は、脳が活発に働いているにもかかわらず体は休んでいる状態のことを指し、夢が発生しやすい時間帯とされています。

一方、ノンレム睡眠は脳と体の両方が休息している状態であり、浅い眠りから深い眠りまで段階があります。

一般的に、一晩に見る夢のほとんどはレム睡眠中に発生し、

特に明晰夢は、

脳の覚醒レベルが通常よりもさらに高まった状態で見られることが多いです。

場合によっては、起きているときよりも意識がはっきりしているように感じることもあります。

海外の研究では、
「明晰夢を見ている最中の人と現実世界の人がコミュニケーションを取ることができる」
という、興味深い実験結果が報告されています。
夢を見ている人が口頭で話すことはできませんが、
眼球運動を使って外部の質問に答えることが可能だということです。

例えば、
「明晰夢が始まったらサインを出してください」
という指示に対して目を強く閉じることで応答したり、
「1+3は?」という質問に対して、
瞬き四回で「4」と答えたりする実験が行われています。

このような結果から、明晰夢は単なる幻想ではなく、脳の活動が明確に関与する現象であることが分かります。
従前から明晰夢の存在は知られていたのですが、その証拠が夢見者(夢を見た人)による明晰夢の記録しかなく、

それのみでは明晰夢の存在を証明できず、科学的な研究対象として認められていませんでした。
しかし、前述のような実験結果から、現在では明晰夢が科学的な研究対象となっています。
明晰夢は、メタ認知(自分の思考や状態を客観的に把握する能力) が関与すると考えられています。
通常の夢では、現実と夢の区別がつきませんが、明晰夢では「これは夢である」と気づくことで、自分の意識をより高いレベルで感知することができます。
3. 明晰夢を見るための実践方法と筆者の明晰夢体験談
明晰夢は特別な才能がないと見られないわけではなく、トレーニングを重ねることで誰でも体験できる可能性があります。
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