アドラー心理学で思考を変え、ストレス要因を除去、ストレス反応を低減『フワッと、ふらっと、コーピングの心理学』
ストレス要因が発生した時に、ストレス要因を除去したり、ストレス反応を低減させたりする行動のことをコーピングといいます。
「なぜ、このようなことになってしまったのか?」を冷静に分析し、
それが苦痛を生じさせているのであれば、繰り返し同じことが生じないようにすることがコーピングです。
コーピングの具体例としては、以下のようなものがあります。
たとえば、部下が自分の言う事を聞かない場合に、
「私は上司だ。部下は上司に従順であるべきでしょう。
私は部下よりも、経験があるし、知識もある。
経験も知識もないアイツ(部下)が、偉そうに私の言うことを聞かないなんて言語道断だ。
ああ!腹立つ!イライラする!ストレスが溜まる!」
と思ったとしましょう。

しかし、相手のあることであるから、そう思うようにはいきません。
思うような結果にならないことが怒りを増し、ストレス要因を作り出します。

ということは、考え方や認識を変えることによって、このようなストレス要因を除去できる場合があります。

例えば、アドラー心理学をベースにした、累計1,000万部を超える世界的な大ベストセラーとなった『嫌われる勇気』では、
( 岸見一郎 古賀史健著 ダイヤモンド社 2013年)
他人の承認を求めすぎることをやめ、自分の人生を主体的に生きることが幸福につながると主張しています。
(この点については以下をご参照ください)
他人の承認を求めすぎる心理の裏には、誰にも嫌われたくない、全ての人に承認してもらいたいという思いがあることでしょう。

しかし、全ての人の期待に応えることは不可能であるので、その思いは必ずとん挫することになります。

また全ての人の承認を求めることは、裏返せば全ての人に忠誠を誓うことでもあります。
そこに自由はなく、自分を苦しめる結果にならざるをえません。
部下が言うことを聞かないことで、ストレスを感じているということは、言い換えると自分が部下に承認されていないことにストレスを感じているといえることでしょう。
とすると、部下からの承認を求めすぎることをやめれば、ストレスも消えるということになります。
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