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旅行先で553gの次男を出産した私が、小学生になるまでに感じてきたこと

※この記事は、私自身の出産・育児の体験談です。
※医療的な判断や専門的なアドバイスを目的とした記事ではありません。
※本文には、早産・超低体重児出産・NICUでの経験に関する内容が含まれます。つらい記憶を思い出す可能性がある方は、無理のない範囲で読んでください。
※お子さんの成長や体調に不安がある場合は、医師や専門機関へ相談してください。

次男は、553gで生まれました。

生まれた場所は、地元ではありません。
飛行機を使って行くような地方への旅行中でした。

楽しい思い出になるはずだった旅行の、最終日の朝。

目が覚めると、下半身がじっとり濡れている感覚がありました。

「まさか漏らした!?」

そう思って焦って飛び起き、トイレへ向かいました。

いい歳した大人がみっともないですが、
今思えば、おねしょだったらどれだけよかっただろうと思います。

足をつたって床に落ちていたのは尿ではなく、
ピンク色の液体でした。

すぐに破水だとわかりました。

長男の時も破水からの出産だったので、身に覚えがあったんです。
ただ、長男は正産期での出産でした。

次男の時は違いました。

その時の妊娠週数は、22週と1日。

ようやく「流産」ではなく「死産」と呼ばれる週数に入ったばかりでした。


破水する一週間前に撮ったエコー写真。
このときはまさかこうなるなんて思ってもいませんでした。


…頭が真っ白になりました。

すぐに家族に伝え、救急車を呼んでもらい、病院へ搬送されました。

知らない土地。
すぐに家へ帰れる距離ではない場所。
この先どうなるのか、何ひとつ想像がつかない状況。

先生や看護師さんには、
「しばらく帰れないよ」
と言われました。

一緒に来ていた家族も、ずっと残れるわけではありません。

私だけがこの土地に残ることになるかもしれない。
お腹の子がどうなるのかもわからない。

怖かったです。

本当に怖かった。

自分の体のことも怖かったけれど、それ以上に、お腹の中の子がどうなるのかが怖くてたまりませんでした。

病院の先生からは、厳しい話をされました。

「今お腹から出してしまうと危ない」
「生存率は50%にも満たないかもしれない」
「肺がまだきちんとできていない時期だから、呼吸がちゃんとできない」
「助けるためには、まだお腹の中で育てる必要がある」

そして、先生にこう聞かれました。

「お母さん、お腹の子を助けたい?」

「助けたいのなら、私たちも全力で助ける」

私は、ボロボロ泣きながら言いました。

「助けたいです」

あの日のことは、今でも忘れられません。



「この記事で書いていること」

この記事では、次のような内容を書いています。

  • 旅行先で突然破水した日のこと

  • 妊娠22週1日で告げられた現実

  • 「お腹の子を助けたい?」と聞かれた時のこと

  • 絶対安静で過ごした10日間

  • 553gで生まれた次男を初めて見た時の気持ち

  • NICUで、抱っこできない我が子を見守った時間

  • 2度の手術と、病院からの電話に怯えた日々

  • 我が子を置いて退院した日のこと

  • 月に1回、新幹線で4時間かけて会いに行った日々

  • 地元の病院へ転院できた時のこと

  • 退院後も続いた成長への不安

  • 療育に通って感じたこと

  • 小学生になった今の次男

  • あの頃の自分に伝えたいこと

  • 今、不安の中にいるママへ伝えたいこと

同じように、小さく生まれたお子さんを育てている方。
NICUにいる赤ちゃんを見守っている方。
退院後も不安が消えない方。
周りと比べて苦しくなる方。

これは、医療の話ではありません。

ひとりの母親が、不安を抱えながら、それでも今日まで歩いてきた記録です。

ここから先は、かなり個人的な体験と、当時の正直な気持ちを含みます。

同じように不安の中にいる方に、少しでも届いたら嬉しいです。



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