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聴取感謝。2025/7/19『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン」第99回登場~スライ・ストーン・ドキュメンタリー『スライ・リヴス!』を見て、その紹介 クエスト・ラヴ監督ドキュメンタリー監督として腕を上げる

聴取感謝。2025/7/19『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン」第99回登場~スライ・ストーン・ドキュメンタリー『スライ・リヴス!』を見て、その紹介 クエスト・ラヴ監督ドキュメンタリー監督として腕を上げる
 
【Introducing “Sly Lives!” : What Is The Burden Of Black Genius? 】
 
未公開ドキュメンタリー。
 
日本ではまだ公開されていない先日逝去したスライ・ストーンのドキュメンタリー『スライ・リヴス!』を、2025年7月19日放送の『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン」(第99回)でご紹介した。
 
1970年代初期のテレビ用インタヴューのアーカイヴ映像などを軸に、スライのトーク(声)、関係者の声、演奏アーカイヴなどに加え、ライヴ映像などもふんだんに使用。また、ディアンジェロ、ジャム&ルイス、アンドレ3000、チャカ・カーン、ナイル・ロジャーズ、クライヴ・デイヴィスらの最新インタヴューを駆使し、スライ・ストーンの過去から現在に至るまでの、その「天才性」の秘密にせまっている。
 
オンエアでも話したが、冒頭で、「ブラック・ジニアス(黒人の天才)が抱える重荷(悩み、プレッシャー)」はどれほどのものか、それについてどう思うか、という問いを様々なアーティストや関係者に尋ね、皆がその答えに窮するところからドキュメンタリー映画は始まる。そして、映像では、『Burden of Black Genius』 (重荷)という単語の中の「Black」という文字に横線が引かれ、『Black  Genius』となる。
 
そして、1960年代初期、スライがべイベリアで、レコード・プロデューサーとして、またKSOLの人気ラジオDJとして活躍したいた頃の様子が描かれる。
 
基本的には、時系列で、スライの歴史が描かれるが、前半は彼が成功を収めていくまで。そして、半分以降、スライがドラッグに溺れ、ライヴをすっぽかすようになり、メンバーが1人、また1人と去っていく。その結果、彼はほぼ1人だけで音楽を作り出すようになる。初めてリズムボックスを使った曲を作ったり、革新的な音作りを目指した。
 
そして、ドラッグでボロボロになっていく姿から、1993年、ロックンロール殿堂発表の席で殿堂入りが表彰されるところまでは、見事なカンバックを見せた人物のように見えた。
 
しかし、成功の大きさと、スライが失ったもの、失敗の大きさのバランスがよくなかった。
 
そして、最後、同じ質問をアーティストたちに投げかけ、彼らが苦労してその答えらしきものを答えていく。
 
■「黒人の天才としての重荷(プレッシャー)とは」
 
オンエアの中で、最後に、アンドレ3000が言った言葉を紹介しようとしたが、自分で書いた文字がうまく読めなかったので、それをご紹介したい。
 
それは、こういうものだ。
 
Heavier the head, that wears the crown.
 
頭が重くなればなるほど、王冠も重くなる。
 
成功が大きくなっていくと、王冠も大きくなり、その重みに耐えることが大変になる、といった意味だと思う。
 
女性のルース・コープランドは、「成功の恐怖と失敗の恐怖、それは誰もがどちらも感じる。だが、成功の恐怖はすばらしい恐怖でなければならない」と言った。スライの場合は、すばらしい恐怖ではなく、最悪の恐怖になった、ということか。
 
ヒップホップ・アーティストは「成功というモンスター(怪物)は、上のほうから降りてきて、その人物を呑み込んでしまう」と説明する。
 
ヴァーナン・リード(リヴィング・カラー)は、「アメリカにおけるブラック・ジニアスの(ブラックがジニアスであることの)問題点は、誰かが誰かを消費してしまい、消費財になっていること。そしてお互い共食いしているようなものだ」と指摘していた。
 
クエスト・ラヴが、「ブラック・ジニアスの重荷について」改めて問う。
 
ディアンジェロは、「ブラック・ジニアスの重荷は(たしかに)あると思う。自分自身の成功の上に、みんなの成功がのしかかっているということ。それはそれは、大変のプレッシャーだと思う。頭が重くなれば、王冠も重くなる」という。
 
プレッシャーというものはどんどんと大きくなり、重くなっていくということだ。
 
アンドレは「重荷と翼の関係だ」と説明する。成功するとどんどん重荷が増える。それを乗り越えて飛べるような翼が必要なんだ、という風に解釈できる。
 
番組を聴いた方から、「重荷と翼、素晴らしい畏れに、痛みを共感でき、実に沁みました」とメッセージが寄せられた。
 
こうした「ブラック・ジニアス」の重みは、スライに限らず、その後にでてくるマイケル・ジャクソンも、ホイットニー・ヒューストンも、プリンスも、そして、ジミ・ヘンドリックス、そして、白人アーティストにもあるだろう。その重みに結果的に耐えられず死を迎えるという悲しい現実に直面する。
 
おそらくクエスト・ラヴは、この問いをドキュメンタリーを作っている間中、自身にも問いかけ、そこで「Black」に横線を引いたのではないだろうか。
 
「ブラック・ジニアスのバーデン(重荷)」というところにドキュメンタリーのフォーカスを持ってきたところ、映画の冒頭とエンディングを、この問いと解答でまとめた構成は、監督としての素晴らしい点だ。
 
なお、クエスト・ラヴの次回作は、アース・ウィンド&ファイアーのドキュメンタリーだ。来年あたりには出てくるかと思うが、これも楽しみでしかない。
 
ドキュメンタリーに関しては、僕自身がまだ2回ほどしか見ていないので、まだ解釈なども違っている部分もあるかもしれないので、もう少し何度か見てから改めて書いてみたいと思う。
 
■セットリスト Disco Searchin #099 , in Radio Disco, 7/19/2025 @ InterFm897
 
TM Disco Searchin Theme - Trammps
TM/ Dance To The Music – Sly & The Family Stone
BGM I Want To Take You Higher – Sly & The Family Stone – Sly & The Family Stone
 
BGM Everybday People – Sly & The Family Stone
 
M01 Thank You – Sly & The Family Stone
M02 Rhythm Nation - Janet Jackson
 
BGM Stand – Sly & The Family Stone
BGM Don't Call Me A Nigger – Sly & The Family Stone
BGM If You Want Me To Stay – Sly & The Family Stone
BGM Family Affair – Sly & The Family Stone
 
End of the show
(28 minutes)


 
■ラジコでのタイムフリーなど
 
ラジコで。

 
直リンク

 
コーナー期間限定同録 (28分)

 
番組フル尺 (この30分過ぎあたりから)

 
Radio Disco 2025.7.19. by DJ OSSHY | Mixcloud

 
 

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スライ&ファミリー・ストーン紙ジャケット発売
 
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■『ディスコ・サーチン』過去履歴(一部)
 
[2025]
 
[93]2025/01/25 ルーサー・ヴァンドロス『ルーサー:ネヴァー・トゥ・マッチ』
[94]2025/03/15 ドゥエイン・ウィギンス(トニ・トニ・トニ)追悼
[95]2025/03/29 グウェン・マクレイ/スティーヴ・アレイモ追悼(マイアミ・サウンドの重鎮)
[96]2025/04/26 ブラックバーズ初来日
[97]2025/05/03 ウィ・ウォント・ザ・ファンク~ジェームズ・ブラウン誕生日、ジョージ・クリントン再来日
[98]2025/06/21 ペピー・ウィリー、スライ・ストーン追悼
[xx]2025/07/12 Intagr8 ・巣瀬哲夫さんの付き添い出演~『ケンパ』旋風上陸
[99] 2025/07/19 スライ・ストーンのドキュメンタリー『スライ・ライヴス!』を見て、紹介
[100] 2025/08/16
 
ENT>RADIO>Disco Searchin>Radio Disco>099
 

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