櫻坂46『光源』から感ずるもの〜櫻坂四期生とは何者なのか⁉
2月28日0時、櫻坂46 14th single『The growing up train』の共通カップリング曲〜四期生曲である『光源』のMV公開とストリーミング&ダウンロード先行配信が開始された。
かつてシングル曲とは、レコードにせよCDにせよ一枚で完結していた。文字通りのシングルだった。
しかし、例えば現在、坂道グループではシングル発売の際にはおおよそ7曲を発表している。
表題をA面、共通カップリングをB面、と例えても他に5曲の新曲或いは再録曲を追加している。
これは言わば、かつてのミニアルバムの形態だとも言える。
そして今回、共通カップリング曲のタイトルが『光源』であるとアナウンスされた時、表題の『The growing up train』と対を成す、いや、表裏の関係性を持たせたコンセプトなのか?と想像させ、表裏と言えば、それこそレコード盤のA面B面でもある。
それらの想いも含んだ四期生曲公開であったが、MVを観るに、まさに「静けさの中の激しさ」と言った相反する感覚を意識させた作品であった…

They were on their way home in silence together
〜彼女たちは帰途の静けさの中に過ごす〜
あぁ流されて 時代(とき)は流されて…
山田桃実、山川宇衣に続いての四期生曲センターは浅井恋乃未であった。納得。
MVは、三期生曲『夏の近道』と同じ加藤ヒデジン監督作品で、その夏近との類似性も持たせたながらも、四期生のいい意味での不揃いで荒々しくもありのままのパフォーマンスを映像にとらえている。
TAKAHIRO先生の振り付けは、コンテンポラリー表現をこれでもか!と投げかけたものだが、それを見事なほどに彼女たちは受け止め内面から想いを発現させている。
メンバー個々の表情を敢えて精緻にとらえていないが故に、当初は中々見分けがつかなかったが、それが誰だかわかった刹那、得も言われぬ感情が身体を突き抜けていく…
それはとても不思議な感覚でもあった。
MVが映像作品である以上、どんな作品であれ一定の演技性は要求されるのであろう。
しかし彼女たちは、一切の過剰な演技性を感じさせない素の、等身大の若者像を印象づけている。
それは9人それぞれの群像劇であるとも思えた。
そしてそこに彼女たち四期生の可能性と未来を強く意識させた。
二期生でも三期生でもない、彼女たち四期生が持つ独特の空気感と言ったものが、映像から溢れてきている。
何やら得体のしれない…と言えば語弊があるだろうが、敢えてそんな不可思議な感情を抱かせる作品であった。
それを例えば「素晴らしい」などと言う形容詞を発したり、文字にした瞬間どうにも陳腐化してしまうもどかしさも存在する。

夜〜暗闇から、やがて白みゆく空に…
しかし、それは青天ではなく、少し淀んだ曇天であるところが微妙な「重さ」を感じさせる。
エンディングでの浅井恋乃未の足どりも含めて、不穏さも感じさせるが「希望の灯」は、またいつか灯る…
『東京タワーはどこから見える?』以来の本田光史郎氏作品♫#櫻坂46_光源 https://t.co/NoYUteaCCS
— やまびこさん (@echo0112_46) February 27, 2026
一頃、ジョン•スメドレーのタートルネックニットをよく着ていた。
そんなことも思い浮かべたRemiさんのスタイリング。
鉄塔の導入部からも、十分関東を意識させる鹿島をはじめとしたロケ地。
何より全体を包み込む四期生の澄んだ歌声。
チームSAKURAZAKAの結集力をあらためて感じさせてくれた。
とても奥深い作品だ。
櫻坂四期生〜彼女たち9人はグループの、そしてBuddiesの“希望”なのだとあらためて印象づけた作品〜『光源』だった。
〜人生は一瞬の光芒〜
そして、光射す方向へ走り抜けていく櫻坂を、四期生を見守り続けることの幸せも再認識させてもくれた。

