こたつとみかん
※写真はNHK-Eテレ0655より
冬場こたつに入っていて寒い台所にあるみかんが欲しい。
「みかん持って来て」
家族に頼む人は多いだろう。
実家に暮らしていた頃、私は殆どこれをやらなかった。
とっとと立ち上がって自分で持って来た方が早いから。
何なら、
「みかん持って来るけど食べる人?」
その場にいる家族に声をかけたりした。
黙って籠に何個もみかん入れて持って来ることもあったし。
なかなかホスピタリティ溢れる娘だった。
いや実は単に他人に声をかけて自分の思い通りに動かすのが面倒だっただけ。
他人が持って来たみかんが不味そうだったり数が少なかったりしたら文句言いたくなるし。
なら自分で動いたほうがマシ。
という思考。
別の言い方をすればコミュニケーション障害?
コミュ障……。
う〜む。
何でそんなこと思い出したかって、ちょっとだるくなって血圧を計りたかったけど、血圧計が隣室にあったのだ。
「ちょっと血圧計持って来て」
頼める人がいればどんなに楽だろう。
でも独居BBAは自分で取りに行く。
そして血圧を計ったら153/68
全然低いじゃん(私にとってはね。また200オーバー!?と疑ってたから)。
すると不調は気圧病?
ともあれ他人を自分の納得いく形に動かすのは面倒臭い。
だからワンオペ家事に慣れた奥さんは、不器用な旦那さんに家事を仕込むより、ちゃっちゃと自分でやっちゃうんだろうなぁ。
有能な上司は部下に任せられずに全部自分でやっちゃうんだろうなぁ。
そういうのは有能とは言わないか。調整能力がなくて部下を育てられないんだもんなぁ。
などと思ったりする。
と、にわかにトイレに行きたくなる。
もう!
5分おきにトイレに行きたくなってないか私は!?
いや大袈裟か。せいぜい30分おきだ。
こればかりは他人に行ってもらうわけにはいかないから、苛つきながらトイレに立つ。
加齢でトイレが近いのは仕方がないが、これこそ他人にやって欲しい。
近未来、自分の膀胱を取り外して、
「ちょっとトイレに捨てて来て」
とか言えるようにならないかな?
ならないか。
何を言っているやら。
つまりまあ、他人を動かすより自分で動くのが楽な私である。
その特性が加齢と共に面倒臭くなってもいる。
これはある意味進歩なのかな?
誰かに頼りたくなっている。
人は助け合って生きるものです、とか言うしな。
どっとはらい。
