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母が亡くなった年齢に、私は近づいている

私の母は、40代前半で亡くなりました。
はっきりとした年齢は覚えていないけれど、
当時私は11歳。
癌が見つかって、わずか2ヶ月ほどで急に旅立ってしまいました。

その時から私の中に、無自覚に、でも確かに刻まれた感覚がありました。
私の”人生のタイムライン”が40代前半で途切れているのです。
NLP的には、時間に対する感覚=タイムラインが、私たちの無意識の中にあります。

成長するにつれ徐々に気づいていきました。
私は、40歳以降の自分を、どこかで「描いていない」のだと。
何歳まで生きるか、という話ではなくて、
感覚として、40代前半までしか道がないような不思議な感覚。

そうなると、20代はもう“折り返し”のように思えてきて、
焦るような気持ちもありました。
「この生き方で合ってる?」
「私はあと何ができるだろう」

そして今、私は30代後半。
母の亡くなった年齢に近づいてきた今、
「あと数年で人生が終わる」という無意識の感覚が、
以前よりもリアルになってきています。

でも、私はそれを悪いことだとは思っていません。

むしろ、その感覚があるからこそ、
私はやり残しのないように、毎日を生きています。
人生の終わりが近づいているとしたら、今、何を選ぶか。
もう終活をしているような心持ちで、日々を選んでいる気がします。

会いたい人には、すぐ会いに行く。
行きたい場所があれば、すぐ行く。
「ありがとう」も、「好き」も、思ったらすぐ伝える。

でも──
それは、本当は誰にとっても大事なことなんじゃないかと思うのです。

だって、明日の朝、目が覚める保証なんて誰にもないのだから。

健康であっても、寝ている間に突然、ということはある。
いつも通り生活していても、何が起きるかはわからない。
「私は平均寿命まで生きる」というなんとなくの感覚って、
実はただの思い込み、幻想なのかもしれません。



NLPの講座でも伝えていることがあります。

「夜寝る前に、今日という1日を振り返ってみてください。
私はやるべきことをやり切っただろうか?
今日が最後の1日だったとしても、悔いはないだろうか?」

「朝起きたら、こう問いかけてみてください。
もし今日が最後の1日だとしたら、私は何をするだろう?」

スティーブ・ジョブズも、毎朝そう問いかけていたといいますね。

私も、そんなふうに日々を生きています。
きっと40代前半、そのときが来たら、もっとリアルに
終わりが近づいてくる感覚があるのかもしれません。

でもそれは、恐怖でも、自暴自棄でもない。

私にとってはむしろ、一つの“指標”になってくれている。
この感覚があるからこそ、今やりたいことがはっきりする。
この感覚があるからこそ、人を大事にできる。
人生に迷いが出たときに、原点に戻らせてくれる。

だから私は、この感覚に感謝してさえいます。


もし、あなたが「あと3年の命です」と言われたら、
あなたは何をしますか?

あと3ヶ月なら?

あと3週間なら?

あと3日なら?

あと3時間なら?



その問いの中に、
あなたが“本当に大事にしたいもの”が、必ずあるはずです。

だったらそれを、
今日やってみませんか?

きっと見える世界が変わるはずです。



著者プロフィール:
Effica株式会社 代表取締役
全米NLP協会認定トレーナー
柳下早紀

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