【哀愁の燻製】
禁煙の法規制が強化され、街角から煙は消えたかに思われた。
僅かに残された喫煙所の面積は、年々縮小の一途を辿っていた。若い世代は、狭い空間に順番待ちしてまで喫煙することを嫌い、次々とタバコをやめていく。
ーこの苦難の状況に立ち上がったのは、喫煙家の多い昭和世代だったー
彼らは狭いスペースの中で、限られた空間で最大限の人数が同時に喫煙するため、すでに絶滅していた「組体操」を復活させた。
1.「扇型開花」:
中心の喫煙者を軸に、周囲の者が放射状に体を傾け、煙を共有する型。
2.「煙の3段ピラミッド型」:
下段に3人、中段に2人、上段に1人を配置
⇒下段には屈強で肺活量の多いオヤジ3人が土台となる
⇒中段には、中間管理職者
⇒上段には文句が出ない様に女性を配置
SNSには、日々進化する喫煙者たちの組体操の動画がアップされ、非喫煙者からは嘲笑と若干の同情が入り混じったコメントが寄せられた。
しかし、彼らは誇らしげだった。狭くとも、懐かしい組体操で、仲間と煙を分かち合う喜びは、何物にも代えがたかったのだ。
<政府は更なる禁煙政策を打ち出した>
それは、電話ボックスの様な狭さの喫煙所で、煙を強制噴射させられる装置だ。彼らの服や髪には、燻製の様な匂いが染み付くようになった。
<20XX年、最後となった喫煙者にTV局がインタビューした>
「今だ禁煙しない理由を教えて下さい」
「真冬でも意地になって半ズボンを履き続ける小学生の気分です」
「喫煙してよかったことは」
「最近、散歩仲間が増えたんだ!」
ー最後の喫煙者の周りには犬が集まっていたー
お題【来襲の運勢】
ねえ、たらはさん!
私、占いとか信じないんですよ。タロットとか水晶とか意味わからないです!
そんな皆様にはこちらを。
裏お題【哀愁の燻製】
|д゚)チラッ
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禁煙は簡単です!私は何回も禁煙をしています
