結婚はスペックか内面か?ハイスペ婚した私の答え
こんにちは、らっこです( :ᘌ ꇤ )Э
私は、ここ1年ほどホルモンバランスの乱れで体調不良に悩まされている。
アメリカでは病院受診は保険に加入していても高額になることが多く、ハードルが高い。
また、私は英語が得意ではないので、さらに受診のハードルが上がる。
そんな中、夫は仕事を休んで私の受診に付き添ってくれている。
また日常でも、ホルモンバランスのせいなのか、もともとの性格なのかはわからないが、情緒不安定になる時がある。
この間もカフェで勉強していたら、急に悲しい気持ちになり、涙が止まらなくなることがあった。自分でもなぜそうなってしまうのかはわからない。
夫はそんな私に対して、養うだけでなく日々優しく接してくれ、安心感を与えてくれる。
私にとって、彼は神様のような存在なのだ。
せめてもの信仰心を示すため、家事だけは毎日頑張るようにしている。
ハイスぺ至上主義だった独身時代
私は独身の頃、結婚するなら絶対にハイスぺ男性がいい!と思い、必死に婚活していた。
婚活に関して記事はこちら⬇️
独身の時、私が思い描く「幸せな結婚生活」と言えば、物質的な豊かさだった。
立派な家、高級車、贅沢な旅行、子どもの教育環境など、それさえあれば幸せなのだと思い込んでいた。
そしてそんな幸せを叶えられるのは「金」だ。
金を稼げる男性こそが正義でありヒーローであり、私の理想の旦那様だと本気でそう思っていた。
よく職場のおばちゃんたちがこんなことを言っていた。
結婚するなら、
話し合いができる人がいいよ。
お金の価値観が合う人がいいよ。
優しくて思いやりのある人がいいよ。
当時の私は、これを聞いても全然ピンとこなかった。
そもそも優しくない、思いやりのない人のことなんて好きにならないし、結婚なんてもってのほかだ。
そんな当たり前のこと、言われなくてもわかっているのにと心の中で思っていた。
理想の結婚生活とは?
「予想外なこと」はすぐにやってきた。

フードコートの中華が意外とおいしかった。
私は自分の理想通り、ハイスペ男性(夫)と結婚した。
しかし、結婚して半年が経った頃。
彼がアメリカのMBA(経営学修士)に行ってみたいと提案してきた。
彼は優秀で成長のための努力を惜しまない、まさに私の理想を体現したような人だ。
しかし、私には「そういう人が実際にどのような行動を取るのか」という視点が、すっぽりと抜け落ちていた。
キャリア志向のハイスペが、年功序列の日本企業で出世や昇給に何十年も費やすわけがない。
ハイスペではない私には、ハイスペのマインドを想像することは難しく、夫からの提案は完全に予想外だった。
しかしなぜか、夫から「アメリカに行きたい」と告げられたとき、私はワクワクしていた。
自分が思い描いていた「物質的に豊かな生活」とは違う生活になることはわかっていた。
それでも、こんなにもワクワクし、心から人生が楽しみだと思えたのは、久しぶりだったのだ。
この時から、私は自分のこれまでの価値観に、疑問を抱き始めた。
結局、夫は2年間アメリカのMBAに行き、卒業後は現地で就職することになった。
MBAの学費は高額で、住宅ローンと同じくらいのローンを組むことになった。
しかも、利子は高額で、返済期限はかなり短い。
私たちは早く返済を終わらせるべく、給料の大部分を返済に突っこみ、できる限りの節約生活をすることにした。
例えば、固定費を安くするために夫婦でスタジオタイプ(日本だと1K)の部屋を借りた。
また、車も持たないことにした。
日本で都会に住んでいると車がなくても不便しないかもしれないが、アメリカの田舎は日本人が想像するよりずっと森だ。
それに公共交通機関もほとんどない。
アメリカ人で車を持たないのはホームレスぐらいなんじゃないかと思う。
要は、そういうレベルで節約しているということを伝えたい。
それ以外にも、食費や娯楽費なども言わずもがな節約している。
独身時代に私が思い描いていた「物質的に豊かな生活」とは正反対の生活をしている。
しかし、これが意外と満足しているのだ。
確かに早くローンを完済して、もっと便利な生活がしたいという思いはある。
でも間違いなく、人生には大満足している。
それは、きっと自分たちの意志で人生を切り開いて進んでいる感覚があるからだと思う。
1回きりに人生を最高に楽しんで自由に生きることは、物質的な豊さでは得られない充実感があることを知ったのだ。
しかし、「予想外なこと」は本来自分では選べない。

よく昼休みにお花見がてら散歩していた。
今の生活は、独身の時の私からしたら「予想外なこと」ではあった。
しかし、あくまでも結婚後に2人で話し合って決めたこと。
検討する時間もあったし、最終的にそれをやるかどうかの決定権は自分たちにあった。
しかし、「本当の予想外」は本当に突然訪れるのだ。
私が今でも忘れられないエピソードがある。
前職で仲が良かった女性の話。彼女の名前はKさん。
いつも明るく元気で活発な印象で、あんまり悩みもなさそうな、さっぱりした性格の人。
世間話からKさんの旦那さんの話になった。
K「私の旦那、病院にいるんですよね」
私「え、旦那さんどうしたの?」
K「実は、ずっと前から入院してるんですよ」
私「えっ、そうなの?じゃあ、お見舞いというか、お世話で忙しいね」
K「うーん、病院あんまり行ってないんですよね。子どもたちも行きたがらないし、良くないんですけどね」
私「そう、なんだ」
K「意識ないんですよ、旦那。旦那の両親が面倒をみてくれてます」
…意識がない?
Kさんは37歳で、保育園と小学生の子供がいる。
私はすぐに反応できず、頭の中でどういうことなのか考えていると、Kさんの方から事情を話してくれた。
どうやら旦那さんは2年前に、仕事中の労災事故に巻き込まれて大怪我をし、そこから意識不明でずっと入院しているらしい。
Kさんは言わなかったが、おそらく事故の影響か、寝たきりの影響か、旦那さんの見た目も以前とは変わってしまっているのだと思う。
Kさんの子どもたちが面会に行きたがらないという話から、何となくそんな雰囲気を感じ取った。
いつも元気であっけらかんとしているKさんが、こんな重たい現実を背負っていたことに衝撃すぎて、私は返す言葉が見つからなかった。
人生の危機は「スペック」で乗り越えられるのか。
人生では、本当に予想していなかったことに巻き込まれることがある。
Kさんも、まさか自分の旦那さんがそんな事故に巻き込まれるなんて全く予想していなかっただろう。
予想外なトラブルに巻き込まれた時、お金があると解決することがある。
実際に、Kさんは小さい子ども2人を食べさせていかないといけない。
旦那さんの事故は本当にショックだったと思うが、子供を育てていくお金が必要なため、落ち込んでいる暇もなく、手続きや仕事に追われる毎日だったと言っていた。
母子手当と労災保険から障害補償給付金を受給しているが、それだけでは生活ができないため、足りない分はパートで稼いでいるとのこと。
Kさんに働くスキルがあったからこそ、生活の維持ができたのだ。
やはり「スペック(稼ぐ力)」は大切だと思う。
しかし、スペックだけで乗り越えられるかと言われるとそうでもない。
スペックの良さでは買えない、内面の大事さ。
Kさんは、明るく元気に働いていたが、おそらく心の傷はまだ癒えていないと思う。
彼女の場合、パートナーである旦那さんと話ができる状態ではないため、余計に辛いだろう。
一方、私たち夫婦も結婚してから、いろんなピンチがあった。
特に渡米することが決まってからは、お金のことで悩みは尽きず、そのたびに話し合いをしてきた。
はじめこそ、あまりお金で苦労したことがなかった私は当たり前の基準が高かった。
しかし、渡米のことで本当に切羽詰まるような経験をし、お金への価値観がガラッと変わった。
その苦労のおかげで、夫は海を超えて夢を追うことができているし、私も養ってもらえるのだが、出来ればお金のことでノイローゼ手前まで追い込まれる経験は、もう二度としたくない。
過去に職場のおばちゃんたちが言っていた、
話し合いができる人がいいよ。
お金の価値観が合う人がいいよ。
優しくて思いやりのある人がいいよ。
私は結婚してたくさんのピンチを迎え、やっとこのアドバイスを理解することができた。
こういった当たり前の歩み寄りができない人とは、海は越えられなかったと思うし、今後も人生をともに過ごしていくには心もとない。
夫婦で色々と乗り越える経験をしたことで、パートナーの内面の大事さに気が付かされたのだ。
きっとあのおばちゃんたちも、そうやって人生を乗り越えてきたからこそ、若い私にその重要性を伝えたかったのかもしれない。
生きていくにはお金を稼ぐ力は必要だし、物質的な豊かさもあるに越したことがない。
しかし、それだけでは満足いく結婚生活は送れないのだ。
スペックか内面かどどちらが大事か、という問いははっきりとこっちだと言えるものではない。
でも、少なくとも結婚は毎日の繰り返しの「生活」なのだから、内面の大事さやはり欠かせないのではないかと思う。
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