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江戸時代のニートやアウトロー

こんにちは!えひめITラボ代表のせいけです。

普段は最新のテクノロジーやAIの話ばかりしていますが、実は僕、歴史を「システム」という視点から見るのが結構好きなんです。

今日は、江戸時代の社会システムが生み出した、いわゆる「ニート」や「アウトロー」たちの話をさせてください。

みなさん、江戸時代って厳格な身分制度でガチガチに管理されていたイメージがありませんか?
でも、システムが固すぎると、そこから「はみ出してしまう人」が必ず出てくるんです。彼らがどうやって生きていたのかを深掘りすると、現代の働き方や生き方にも通じる意外なヒントが見えてきました。

教科書にはあまり載っていない、江戸の裏社会とニート事情をわかりやすく解説します!

(今日の一言: ヤクザ映画に出演するのが夢です)

江戸時代の「戸籍システム」が運命を決めていた

まず、ここを押さえておかないと話が進みません。

江戸時代には「宗門人別改帳(しゅうもんにんべつあらためちょう)」という、現代でいう戸籍やマイナンバーのような住民台帳がありました。幕府が民衆を管理するための超重要データベースです。

ここから名前が外されてしまうことを「無宿(むしゅく)」と言います。

これ、ただの家なし子ではありません。正規の仕事には就けないし、アパートも借りられない。社会的な存在証明を抹消された状態です。

一度このデータベースからドロップアウトしてしまうと、普通の生き方はできません。じゃあどうするか。彼らが生きるために選んだのが、次に紹介する「アウトロー」の道でした。

エネルギッシュすぎるアウトローたち

社会のレールから外れた「無宿」の人たちが集まると、独自のコミュニティが生まれます。これがまた、熱くて激しいんです。

火事と喧嘩は江戸の華?「臥煙(がえん)」

江戸の町は火事が多かったので、火消しはスーパースターでした。
でも、その最前線で働く「臥煙(がえん)」と呼ばれた火消し人足たちは、実は無宿者が多かったんです。

彼らは全身に見事な刺青を入れて、ふんどし一丁で火事場に飛び込んでいきました。
なぜ刺青を入れたと思いますか?
おしゃれ?威嚇?
実はこれ、火事で焼死してしまった時の「身元確認」のためでもあったそうです。

命がけの仕事だからこそ、彼らの結束は固く、時にはお相撲さんと大乱闘事件(め組の喧嘩)を起こすほど血気盛んでした。社会の周縁にいた彼らが、江戸の防災システムの最前線を支えていたなんて、皮肉でもあり、ドラマチックですよね。

現代にも続く系譜「博徒」と「的屋」

無宿者たちのもう一つの受け皿が、賭博を生業とする「博徒(ばくと)」や、お祭りの屋台を仕切る「的屋(てきや)」の組織でした。

正規の家族を持てない彼らは、親分・子分という「疑似的な家族関係」で強固な組織を作りました。
特に的屋の人たちは、独自の縄張りを持って商売をしていましたが、戦後の警察白書なんかを見ると、この流れが後の暴力団の起源の一つになったとも分析されています。

システムから弾かれた人たちが、自分たちだけの新しい「システム(組織)」を作って生き抜こうとした結果なんですね。

身分ごとの「働かない人・働けない人」図鑑

さて、ここからはアウトローというよりは、現代の「ニート」に近い存在の話です。
実は「働かない」理由は、本人のやる気の問題だけでなく、当時の家の仕組みが大きく関係していました。

武士の次男以下はツライよ「部屋住み」

武士の家に生まれたら安泰だと思っていませんか?実はこれが一番シビアなんです。
家督を継げるのは長男だけ。
次男以下の男子は、他家に養子に行くか、自分で就職先(仕官)を見つけない限り、実家を出ることができません。

結婚も許されず、実家の部屋で一生を過ごす。これを「部屋住み」と呼びます。
彼らは「冷や飯食い」なんて揶揄されながら、肩身の狭い思いをしていました。完全に「実家暮らしの独身おじさん」状態が制度として固定化されていたわけです。

でも、中にはこの暇な時間を有効活用した人もいます。
例えば、幕末の大老・井伊直弼。彼は長い部屋住み時代に学問や武芸に没頭し、その能力が開花して歴史の表舞台に飛び出しました。
ニート期間を「充電期間」に変えられるかは、いつの時代も本人次第ということですね。

農村の闇「おじろく・おばさ」

これは少し重い話ですが、長野県の一部の地域には、長男以外を「おじろく(男)」「おばさ(女)」と呼んで、社会活動から隔離する慣習がありました。
彼らは結婚も許されず、ただ家の労働力として一生を終える運命でした。
現代の引きこもりに似ていると言われますが、労働力としてシステムに組み込まれていた分、より逃げ場がなかったのかもしれません。

江戸っ子のフリーター「穀潰し」

一方で、町人階級はもう少し気楽でした。
江戸の町は独身男性が多く、日雇いの仕事や、仕事を紹介してくれる口入屋(人材派遣のようなもの)が充実していました。

だから、親のすねをかじる「穀潰し(ごくつぶし)」や「居候」であっても、気が向いた時にちょっと働けば、その日暮らしは何とかなったんです。
「宵越しの銭は持たない」なんてカッコいい言葉がありますが、裏を返せば「毎日が自転車操業でも生きていけるセーフティネットがあった」とも言えます。

えひめITラボ的・まとめ

こうやって見てみると、江戸時代の「ニート」や「アウトロー」は、個人の資質というよりは、「長男相続制」や「戸籍制度」といった社会システムのバグ(構造的な欠陥)によって生み出された存在だったことがわかります。

システムがカッチリしていればいるほど、そこに入れない人が苦しむ。
これは現代も同じかもしれません。

でも、江戸時代の面白さは、そんな「はみ出し者」たちが、火消しとして町を守ったり、部屋住みから大老になったり、日雇い労働で経済を回したりと、なんだかんだで社会の一員として機能していたことです。

僕たちえひめITラボが目指しているのも、テクノロジーの力で「いろんな生き方ができる社会」を作ることです。
一つのレールから外れても、別の場所で輝ける。AIやITを使えば、江戸時代よりももっと柔軟に、個人の才能をマッチングできるはず。

歴史のアウトローたちのたくましさに学びつつ、誰もが「無宿」にならずに済むような、新しい時代のシステムを作っていきたいですね。

以上、せいけでした!
それではまた!

オーディブルにもありますので無料体験でぜひ。

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