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助成金はいい会社にするためには邪魔な存在である理由

✅助成金事務所からの脱却

社会保険労務士法人あいパートナーズです。
当事務所は昔はバリバリの助成金事務所でした。
しかし助成金をもらうことが目的でいい会社にはならないと思い助成金の積極的な提案はしなくなりました。

助成金事務所からの脱却です。

ただ助成金の提案を全くしなくなったわけではありません。
顧問先には助成金の提案はしています。ただ顧問先の中にもまだまだ労務管理がしっかりしていないような会社に対しては助成金の提案は控えています。

✅助成金はいい会社になるためには邪魔な存在

いい会社というのが私の事務所のキーワードになっています。
会社の人の流れを説明しますと

採用 ⇒ 育成 ⇒ 定着 ⇒ 退職

このような流れになります。
人の最初の流れは採用になります。採用がうまくいかないと育成もダメになりますし、トラブルに巻き込まれてすぐに退職になってしまいます。

採用定着がうまくいくとこのような状況が起きます。

・離職率が下がる
   ↓
・定着率が上がる
   ↓
・生産性が上がる
   ↓
・やる気が上がる
   ↓
・売上が上がる
   ↓
・給料が上がる

売上が上がるとさらに人の採用をしなければならなくなります。採用定着がうまくいく会社はこの流れによってさらに会社は大きくなっていきます。
正のスパイラル状態になります。

採用定着がうまくいかない会社についてはこのようになります。

・離職率が上がる
   ↓
・定着率が下がる
   ↓
・生産性が下がる
   ↓
・やる気が下がる
   ↓
・売上が下がる
   ↓
・給料が下がる

いい会社にしていくためにはいかにして正のスパイラル状態になるかにかかってきます。

いい会社にするために正のスパイラル状態になることが必要ですが、その流れの中に助成金は外れてしまいます。
この助成金を取ろうとすると変に就業規則を変えてしまったり、変な制度を作ったりすることによって会社にとって足かせになるわけです。

したがっていい会社にしていくためには助成金は邪魔な存在ということになります。

✅いい会社になると正のスパイラル状態になる

では会社が正のスパイラル状態になるために採用、育成、定着について以下のようなことを実施します。

■採用で行うこと

・indeedをうまく使って採用を行う
・採用サイトを作成する。

採用で一番困るのは採用できないことです。それには採用の基礎がなっていないことが多いです。

現在はスマホを利用して採用活動を行っています。したがって採用するならばスマホに対応した求人内容にならなければ今後は採用されません。

一番いい方法というのは採用サイトを作成してそれをindeedにプロモーションする方法です。

■育成で行うこと

・育成プログラムの作成
・誰でも育成できるような仕組みづくり

新入社員が入社したときに一番まずいのはほっとかれることです。仕事が忙しいから見ながら覚えてとか人員が足りていないから教えてくれる人がいないということでほっとかれることが多いです。

今の若者は見ながら覚えろとか根性論は駄目できちんと教える仕組みがなければほっとかれたと思って退職してしまいます。

いかにして新入社員を育成できるような仕組みがあるのか、また教える人も迷わないような育成プログラムがあるかどうかも重要になってきます。

■定着で行うこと

・労務管理をしっかり行う
・勤怠管理を行う
・未払い賃金がないように正しい給与計算を行う。
・統一的なルールとして就業規則を作成する。
・福利厚生(退職金制度など)を行う。
・正当に評価するために人事評価制度を作る。

社員が定着させる仕組みとしてきちんと労務管理ができているかということも重要になってきます。
手続き一つにとっても子供が小さいのですぐに健康保険証が欲しいのに手続きがいつまで経っても終わらない、勤怠管理もいい加減、そのため給与計算も間違って計算されていること多いです。

そのため新入社員は大事にされていないと思います。また今の若者は休みがあるかどうか有給休暇が自由に取れるかどうかも重要になってきます。福利厚生がしっかりした会社でないと選ばれません。

また正当に評価できる人事評価制度があるかどうかも重要になってきます。まじめに働いた方が残業代がつかないため不真面目で残業代を稼ぐ社員よりも給料が低くなる場合があります。そうなると面白くなって辞めます。

✅社員が辞める3つの理由

社員が辞める理由としてはほぼこの3つに集約されます。

・給料の問題
・人間関係の問題
・正当に評価しているかという問題

人間はこの3つの理由から会社を辞めます。
給料がものすごい高い会社でも人間関係が劣悪な会社は辞めます。
いくら人間関係がよくても給料が低ければ辞めます。
いくら頑張っても給料が変わらなければ正当に評価してくれる会社に行きます。

✅助成金を取らない方が結果利益が出る

助成金を取ることが目的である会社は助成金に目がくらんで、助成金のためだけに制度を変更したり、採用をしたりするので会社経営がおかしくなります。

採用してから社員が一人前になるために必要な費用はこのようなものがあります(以下「人的コスト」といいます。)

・社員を取るためにかかった採用費
・社員の人件費
・社員の福利厚生費(社会保険料等)
・社員を教えるためにかかったら教育費


採用したらこれだけの費用がかかります。
その人たちがもし辞めた場合にはどれだけの費用が発生するでしょう?
3ヶ月で辞めた場合には100万円以上の損失になります。

またその社員の方が育てればすごい逸材になっていたかもしれない場合にはその人がいたらあがっていた売上の機会損失も発生します。

人を大切にして採用定着のことを気にしていたら助成金のことなんていらないはずです。
キャリアアップ助成金の正社員転換コースで57万円取りたいためにあえて契約社員にして転換させる意味って何でしょう?

6ヶ月かけて転換するのは会社都合であり、本当の実力がある場合ならばすぐにでも正社員に転換した方がいいです。

その人の将来のことを考えたら契約社員だったら可哀想です。

それならばその人は正社員になれるところに行きます。結果として上にかかった人的コストがかかって助成金もらうよりも損をすることになります。

いい会社にはいい人が来る

その人がずっと会社に在籍してくれれば売上もたくさんあげることもできます。いい会社ならば会社のために働いてくれて会社に利益をもたらしてくれます。

助成金を取らない方が会社の利益が増えることになります。

いい会社にしていくためには助成金が邪魔になるわけです。

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