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必死に走っても走っても辿り着けない…その答えとは -信じると決めた それだけのことさ

この一瞬が本当に宝物だ…

そう思えたのは、1年ぶりに見返したエマージェンザジャパン決勝の「ミッドナイトレコード」だった。

音楽がやりたい…ただそれだけなのに、何かしら発信していないと、世の中から消されてしまうような錯覚におちいる時代だ。
数字をとれていないと、無価値の判をつかれたような気にもなる。

現実は残酷だ。どうにかその妄想か現実か虚像かわからない、妙なカラクリから抜け出したいと思っているのはきっと、私だけじゃない。

時迫るEighty eight Party 2026のステージを目の前に、色んなことを考えていた。

映画の影響もあってか、Michaelの映像が山ほど流れ込むようになり、話している言葉選びや、ほんの数秒切り取られたステージでさえ、彼のアーティストとしての信念と在り方を垣間見て涙が出るほどに感動した。

『どうなりたいか』

幼い頃はスターに憧れ
何かを追い
夢も未来も
どこか近からず遠すぎない場所にあり
いつか辿りつくであろう期待から
『どうなりたいか』を探していたということを
Michaelの姿のむこうに思い出した

追いつこうとすれば逃げて行く
必死に走っても走っても辿り着けない
なりたいものは
そんな蜃気楼だと心のどこかで分かりつつも
いろんな道を探しては走った

数日前。
何か発信しなきゃな…と思う気持ちで、映像を整理していると、飛び込んできたのは去年のステージ。見返した自分たちをみて、衝撃のようなものが走った。

あぁ…そうか
どうなりたいかなんてもう
考えなくていいや

と心底思えた。

この演奏が全てだと。

かっこいいじゃないか
めちゃくちゃいい曲じゃないか
誇れる作品じゃないか
これがEighty eightじゃないか

と。

それは決勝という舞台だからというわけじゃない
沢山の人に聞いてもらえたとか
勝ち進めたとか上手く演奏できたとか
そんなことでもない

ただ
あの曲を書けたということ
あのフレーズを2人で作れたこと
自分たちらしく
全力で音楽を楽しんだこと
そしてまた
あの音を出せるステージが
これからもあるということ

もうすべて『在る』
なんて幸せなんだろ。

必死に結果を求めていた
コンテスト決勝という場所だったのにもかかわらず
そこに残っていた私たちから見えたのは
他でもない
『在り方』だった。

『どうなりたいか』でも『どうおもわれたいか』
でもなく
『どう在りたいか』

それが画面いっぱいから
滲み出ていた。

「ミッドナイトレコード」の歌詞に綴った

強いわけじゃなくて
強がりだったんだって
泣かないんじゃなくて
泣けなかったんだって
本当は気付いてた
気付いて欲しかった
誤魔化しはもう終わりさ  


この言葉は
未来から来た私が
私に宛てて書いたんではないだろうか

本当の行き先は どこだろうとかまわない
信じると決めた それだけのことさ
ただそれだけのことさ   

この言葉は
投げやりでも諦めでもなく
大切な気持ちを思い出させるための
未来からの手紙なんではないだろうか

強がりだったよね
泣けなかったよね
本当は気づいてたよ
もう誤魔化さなくていいよ

本当の行き先はどこだろうとかまわないから
自分たちの感覚を
やりたいことを
ふたりの願いを信じると決めて
Eighty eightらしく
伝えていけばいいよ

そんなことをミッドナイトレコードが
語りかけてくる。

弱さも辛さも悲しさも苦しさも
全部そのままでいいからと。

ただ側にいてくれる存在のように。

綺麗事に聞こえるかもしれないな。
茶番に思えるかもしれない。
夢見事のポエムのようだと笑われるかもしれない。

けれど、これが私。
これが、私なんだ。

ああなりたいも
こうなりたいも

数字もカタチも流行りも何もかも
一旦どうでもいい

「私はこう生きてみたい。」
そんな風に思えたのはいつぶりだろう。

憧れや夢がそう思わせてくれた幼少期
葛藤の中で芽生えた「自分」
無条件に信じられた感覚
根拠のない自信

そんなものを両手いっぱいに抱えて
音楽って楽しい!って心から思ったあの感覚を
自分のステージを見て思い出せた。

7/5。
私たちの曲を聴きに来てくれる方
私たちに会いに来てくれる方
私たちとの時間を楽しみにしてくれる方
そんな方々の前で
自分が本当に演奏したい曲を
一緒に演奏したいバンドのみんなと
全力で支えてくれるスタッフのみんなと
唯一無二の相方と
やりたかったステージを作れる

これは
なりたかった自分と
こう在りたい自分が
重なり合う奇跡の時間だ。

『今』はあまりにも遠く遠くまで
見渡せて 目眩がする

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いいしょう/ Eighty eight いいしょうの言葉にお気持ちのチップを寄せていただき、本当にありがとうございます。頂いておりますメッセージも大変励みになります。 日々の中で生まれた言葉を丁寧に綴っていきたいとおもいます。Eighty eightの音楽と共にお側において頂けますと幸いです いいしょう