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海外で働く「リアル」② 語学力について

「海外で働きたいんですが、語学力はどのくらい必要ですか?」
「私の英語力で、海外で働けると思いますか?」


海外で働きたい、いつか働きたいと思っている方から最も多く受ける質問がこれ。

この質問に答えるにあたり、
・どの国で働くのか
・求められる語学力
・私のおすすめは?

という視点を書こうと思います。

まずは、どんな国で働くのか。

1.英語が母語の国

例えばアメリカやイギリス、オーストラリアなど。
これらの国で働く場合に求められる英語力は
TOEICや英検で英語力を示す必要がなくなったレベルの人 と私なら答える。

英語が母語の国にも、ノンネイティブの人たちはたくさん暮らしている。そしてそういった人たちと仕事をするのは事実。
とはいえかなり高い英語力が必要で「TOEICなら何点くらいですか?」「英検1級なら大丈夫ですか?」というレベルでは到底ないというのが個人的な考え。

駐在員などの特別な場合を除き(通訳がいることがある)、現地で仕事をしたいと思うのであれば、やはり「TOEICで英語力を示す必要がなくなったレベルの人」ではないと難しいと思う。

まぁそんな私も、ワーホリ時代ではあるけれどTOEIC700点くらいの時に日本人二人、残りはオーストラリア人や英語がセミネイティブの店でフルタイムで接客業をしていたことがあるので、「英語力が高くないと全く仕事ができませんよ」というのは極論すぎると思う反面、私が当時の英語力でも許容されていたのはワーホリだったから、という側面は否めず。

かなりの苦難とストレスを受け入れ乗り越えられる力と覚悟があるのであればもちろん挑戦をしてほしいと思っている事には変わりがありません。実際、英語がほぼ出来ずに海外に渡り努力を重ねて成功した人も知っています。

2.英語以外が母語、でも英語を使う国

東南アジア(シンガポールを除く)、ヨーロッパ(一部を除く)など。

求められる語学力については以下のように分類されることが多いです。

1) 英語のみが求められる場合

英語が第一言語でない国であっても「英語が話せればいいです」という仕事・会社もあります。

その理由は
・国籍問わず社員が全員英語でコミュニケーションをとるから
・お客さんや取引先の人と英語で話すから

こういう仕事・会社の場合
「現地の言葉が話せればありがたいけど、話せなくてもいいよ」となる。

2) 現地語のみが求められる場合

「英語は話せなくてもいいけど、私たちの国の母語が話せないとこの仕事は出来ません」というパターン。

理由は1.と逆で
・社員が英語を(あまり)話せない
・お客さんや取引先の人と現地の言葉で話す
から。


大学で現地の言語を専攻していたや、その国出身のパートナーがいる方などは「英語が苦手だけど現地の言葉なら得意です」という方がいて、そういう方に対する海外での仕事のニーズも一定数あります。

英語を使って海外でキャリアを積みたい方にまずお勧めしたいのが、英語以外が母語の国で、英語を使う環境で働くこと。


英語でキャリアを積みたい人に「英語以外が母語」の国をおすすめする理由


この結論に至った根拠を先に示しておくと、私のこれまでの海外・英語を使った以下の仕事経験に基づきます。

1.オーストラリア(ワーホリ)
・私と駐在員以外ネイティブ&セミネイティブの社員
・お客さんはほぼ英語ネイティブ

2.シンガポール
・日本人社長と私以外の社員はシンガポール人
・シンガポール人も、年代により英語力にばらつきがあり、オーストラリアよりは英語面でラク
・取引先はシンガポール人、日本人両方

3.日本
転職が多いので一番勤務年数が長く、且つ大変だったのが
・社長含め社員の8割以上はネイティブorセミネイティブ
・日本人社員もいたけど筋金入りの帰国子女率高い
・お客さんは日本人、たまに外国人

4.タイ
・社員の8割以上はノンネイティブ
・ただし同僚はほぼ全員ミーティングや簡単な発表ならカンペなしで即興で言えるレベル

話を戻します。
改めて私が「英語以外が母語の国で仕事をするのがお勧め」という理由。それは

ノンネイティブ同士なのでお互いを思いやれるから。

個人的にこのメリットはかなり大きいと思っている。

英会話スクールのネイティブの先生は優しくて、話すのを待ってくれるかもしれませんが、実際仕事の場では待ってくれたり意図を汲み取ってくれたりすることは少なく、特に自分の国以外にほぼ出たことがない英語ネイティブの方は、ノンネイティブが話す英語に対する免疫がなく、発音が悪かったり、流暢さに欠けると「I don’t understand you」となりがち。

私もオーストラリアで「あんた○○人でしょ?英語話すスタッフに変えてよ」と面と向かって言われたことがあります。

他の職場でもネイティブスピーカーから似たようなことを言われた経験は数知れず。

でもお互いノンネイティブだと「この人、何て言おうとしてるのかな?」と意図を汲んでくれることが多いのです。

海外で働くというのは当たり前ですが仕事の場。英語を勉強する場ではないので、仕事をうまく進めるためにはこういった環境で働けるのは安心かなと思っています。ネイティブの言い回しは、英語ネイティブの国にいなくたっていくらでも学べる。


海外で仕事をするって、初めのハードルはかなり高いと感じてしまいますが、一つ目のハードルを乗り越えると次は意外にポンポン、とうまく超えられたりします。一か国で数年働いて、他の国へ…という人もけっこういる。

なので、まずは一つ目のハードルを少し下げて、海外で仕事に挑戦するのもお勧めです。

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