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【読書感想文】逃亡者は北へ向かう 柚月裕子著

直木賞候補作で読了した作品の感想文シリーズ、3作品目は柚月裕子さんの「逃亡者は北へ向かう」です。

柚月さんと言えば、「孤狼の血」のような骨太な作品が多いイメージ。
今作もかなり重い内容でした。

東日本大震災の発生直後、相次いで人を殺してしまった真柴。
運命に翻弄された彼が向かうのは、会ったことのない父親がいる岩手県。
彼を追うのは震災で娘を亡くした刑事陣内。

東日本大震災からもう14年が経ちますが、あの当時のことが蘇るかのような緊迫した展開。
そして、真柴の人生の不憫さに感情移入してしまいます。

最後、真柴は狙撃されて亡くなりますが、父親からの手紙を読めたことは救いとなったのか?
読み応え十分ながら、読み終えたあとやるせなさが押し寄せる一冊でした。

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