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元マジシャンの私が、スランプで『気合い』をやめて『数字』を見るようにした話

過去に、うまくいかない日が続いている時期がありました。

マジシャンをやめて、数年経ったころです。

あ、実は元マジシャンなんです。

考えても、考えても、答えが出ない。
手を動かしても、動かしても、成果につながらない。

「なんでだろう」
「向いてないのかもしれない」
「もうダメなのかもしれない」

そんな言葉が、頭の中をぐるぐる回る夜がありました。

正直、しんどかったです。

でも、そんな夜を何度か越えてきて、ひとつだけ分かったことがあります。

スランプのとき、私は「気合い」でどうにかしようとすると、だいたい失敗する。

今回は、そんな自分のスランプとの付き合い方を、正直に書いてみます。


結論:感情でジャッジするのをやめて、数字を見る

結論から言います。

私がスランプのときにやるのは、ただひとつ。

数字を見る。

それだけです。

「気合い」でも「根性」でもありません。

感情を一回脇に置いて、事実だけを見る。

これが、私にとって一番効きます。


「もっと頑張らなきゃ」が、一番危ない

スランプのとき、一番やってしまいがちなのが、これです。

もっと頑張らなきゃ。
もっと時間をかけなきゃ。
もっと気合いを入れなきゃ。

分かります。私も何度もそう思いました。

でも、これをやると、たいてい悪化します。

頑張る量を増やしても、疲れるだけで、状況は変わらない。
むしろ、焦りが増えて、余計に空回りする。

これ、実は仕事の話とまったく同じなんです。

Webサイトの改善でも、「うまくいかないから、とにかく全部作り直そう」とすると、だいたい失敗します。

大きく変えることと、良くなることは、イコールじゃない。

必要なのは、頑張る量を増やすことじゃなくて、見る場所を変えることです。


きっかけは、ダイエットでした

これに気づいたきっかけは、意外なところにありました。

「レコーディングダイエット」という方法をご存じでしょうか。

食べたものを、ただ記録するだけ。

それだけで、痩せていく人がいます。

理由はシンプルで、人は「記録する」というだけで、無意識に行動が変わっていくからです。

感覚や気分で「今日は食べすぎたかも」と判断するのではなく、数字という事実を見る。

それだけで、初めて自分を客観的に見られるようになります。

これ、Webの改善もまったく同じなんです。

私は仕事柄、毎週決まった数字を見ています。

集客数。
直帰率。
カゴ落ち率。

感情ではなく、数字で状況を判断する。

そういう習慣が、いつの間にか自分の中に染みついていました。

そして、これはスランプのときこそ効くと、身をもって知りました。


「ズレている」だけかもしれない

自分の仕事の話でいうと、直帰率という数字があります。

60%を超えているページがあったら、要注意。

これは「ページが悪い」というより、「期待と中身がズレている」というサインです。

だから、直すべきは気合いじゃない。

ズレている場所を見つけること。

これ、自分のスランプにもそのまま当てはまりました。

うまくいかない自分を責めるより先に、「どこがズレているのか」を、感情を挟まずに確認する。

それだけで、少し冷静になれました。


「離脱するのが普通」だと知って、少し楽になった

もうひとつ、支えになった数字があります。

カゴ落ち率です。

一般的に、カゴ落ち率はおよそ69%と言われています。

つまり、買う気があった人の、実に7割近くが、最後の最後で離脱している。

これを初めて知ったとき、正直、少しほっとしました。

「離脱するのが普通」なんだ、と。

スランプも、たぶん同じです。

途中でやめたくなる。
迷う。
一度、離れたくなる。

それは失敗じゃなくて、統計的に見れば、普通に起きることなんです。

大事なのは、離脱しないことじゃない。

離脱したあとに、また戻ってくるための仕組みを持っているかどうか。

自分自身に対しても、同じことが言えると思っています。

一度離れた自分を責めるんじゃなくて、「戻ってくるための仕組み」を、先に用意しておく。

私にとって、その仕組みが「数字を見る」ことでした。


まとめ:数字は、落ち込んだ気持ちを整理してくれる

気分が沈んでいるときほど、感覚で判断しない。

見るのは、数字。
感じるのは、そのあと。

数字は、落ち込んだ気持ちを、静かに整理してくれます。

「思ったよりできてる」と分かることもあれば、「ここが原因だったのか」と、初めて納得できることもある。

どちらにしても、感情だけで抱え込んでいたときより、ずっと前に進みやすくなります。

スランプは、頑張る量を増やす時期じゃない。

見る場所を変える時期。

マイクロコピーの改善も、同じです。

大きく作り直すんじゃなくて、小さな数字の変化を、ひとつずつ見ていく。

それだけで、少しずつ、前に進んでいけます。

もし今、うまくいかない時期にいるなら。

一度、感情のスイッチを切って、数字を見てみてください。

きっと、そこに、次の一歩のヒントがあります。


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