『教わる前に"考える"。自分を信じたいと誓った』
私は精神科病院に勤める臨床検査技師。
勤務初日。
早速、患者さんの心電図検査を行った。
検査をしたのは患者Aさん。
病室にいなかったので探すと、
トイレに長いこと入っていて、
シンさん(上司)は様子を伺いにトイレへ。
新人の私は一人、病室でぽつり。
同室の患者Bさんが
「あいつ、うんこか?」
と話してた。
患者さん同士の会話が始まった。
どうしよう、
なんとか対応しないと。
するともう一人、
患者Cさんが私に話しかけてきて、
「超音波検査やるの?
僕はね、心電図はやったんだよ。」
私は
「超音波検査は今日はやらないです。
心電図検査をします。」
と答えた。
すると、患者Dさんが
「心電図とってほしい!」
と言ってきた。
私は、
患者さんは検査を
嫌がるものだとばかり思っていたので、
積極的に受けたいというのには
少々戸惑いを覚えた。
しかし、
トイレの見回りから戻ったシンさんが、
患者Dさんに話した。
「ごめんね、
私だけの判断じゃ検査できないの。
検査して欲しかったら
先生に相談してみて。」
患者Dさんは
納得してくれたようだった。
どんなに意思疎通の
取れなさそうな患者さんでも、
きちんと納得してもらえるように
説明するのが大事だと思った。
そのためには上司に甘えるのではなく、
当たり前のことかもしれないけど、
日頃から 主語・目的語を
はっきりさせた会話 を
心がけることが必要だと思った。
【今日の学びポイント】
✔︎相手の意思を尊重して説明する
→どんな状況でも、
きちんと理解してもらうことが
信頼関係につながる
✔︎主語・目的語を明確にした会話を意識する
→自分の伝えたいことを整理することで、
混乱や誤解を防げる
✔︎上司に頼るだけでなく、
自分で考えて行動する姿勢
→指導を受けつつ、
自分の判断力も育てることが重要
7年目の今でも意識していること。
特に相手の意思を尊重することって
忘れてはいけないことだと感じています。
※登場する人物や会話は、心の記録をもとにした創作です。
