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知らない味に出会う楽しみ。「味覚の冒険」に出よう

私が好きなのは知らない味に出会うこと。これを「味覚の冒険」と呼んでいます。

知らない食材や、見たことのない食べ合わせ、ユニークな調理方法に出会うとテンションが上がる。レストランのメニューに並ぶカタカナの羅列にワクワクするし、中華料理店での謎漢字メニューにもときめく。居酒屋のオリジナルメニューもどんどん頼む。お寿司屋さんの地域限定ネタも楽しい。海外のスーパーでは現地の調味料や缶詰、日本にない野菜や果物を見ているとあっという間に時間が溶けていく。味で冒険できるチャンスをいつも探しています。

なぜこんなに知らない味が好きなのだろう、と思い返すと、家族の影響が大きいことに気づきました。家族と新大久保に行く時は、本格中華を食べ、ムスリム横丁で食材を調達し、串焼き肉をテイクアウトします。大阪万博では、アラブ首長国連邦パビリオンのエミラティ料理をみんなでつつきました。

今年のおおみそかには、アイスランドで買った調味料でラムのスープを作り、タイの調味料で味付けした鶏そぼろを丼に。国籍がめちゃくちゃな食卓だったけれど、祖母も一緒に楽しんでくれました。食べることが好き、の方向性が「冒険」寄りの人に囲まれて育ってきて、私の味の世界はどんどん広がっています。

年末のディナーに使った調味料たち
肉じゃがにしか見えないけれど、ラムのスープ

そんな私の大好物はパフェです。パフェほど自由な食べ物はありません。ブルーチーズと金柑を組み合わせてもいいし、炭をアイスにしてみてもいい。野菜や刺身やハンバーガーを乗せてもいい。

どんなグラスを選ぶか、どんなパーツでグラスを埋めていくか、何を「パフェ」と呼ぶのか、すべて作り手に委ねられていて、作り手の世界観に飲み込まれるような体験ができる。そんなメニューを他に知りません。

とはいえ、食べ物なので難しく考えすぎる必要はないとも思っています。食べ手(?)としては、おいしく楽しくいただくのが一番。

洋梨チーズバーガーが乗っているパフェ。食べながら興奮しすぎてApple Watchの心拍数アラートが出た
最愛のパティスリーのパフェ。華やかな香りのオリーブオイルをかけていただく
イタリアンがテーマのパフェ。野菜やグリッシーニが刺さっている
有識者の友人と「構成がパフェだね」と言いながら食べたデザート。平皿でもパフェを感じられることもある


パフェと同じく、懐の深さに惹かれるのがシュトーレンです。「ドライフルーツやナッツが練り込まれた、スパイスと洋酒が香る、クリスマスに食べるドイツ発祥のパン」であるシュトーレンは、日本で独自の進化を遂げ、実は年中手に入れることができます。

クリスマスが過ぎると、栗や黒豆、抹茶など和の食材を使った新春シュトーレンが作られ、次に現れるのはチョコレートをふんだんに使ったバレンタインシュトーレン。夏にはパイナップルやココナッツ、マンゴーなどを練り込んだシュトーレンが出回ります。シュトーレンをシュトーレンたらしめている要素とはなんなのだろう、と思いながら齧るのもまた楽しい。

シュトーレン亜種メニューもつい頼んでしまう。これはシュトーレンをイメージしたチョコレートドリンク

新しい味覚に出会う喜びと、作り手へのリスペクトを忘れないよう、今後は味覚の冒険記を残していこうと思います。この旅路を楽しんでくれる仲間が増えたら、嬉しいです。


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