日記:トム・スキナーをコットンクラブで観た(4,000字)
レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドが結成したザ・スマイル。結成時は大きな話題になったので、知っている人も多いかもしれない。
このバンドは3人編成。あとひとりはドラマーのトム・スキナー。
彼はシャバカ・ハッチングスのグループなどでも演奏していたUKジャズの中心人物のひとりだ。だから僕はずっと取材したい相手だったし、そのチャンスを伺っていた。
でも、海外のメディアにも書いているのだが、ザ・スマイルが始動した当初、彼はザ・スマイルについて話せない立場だった。だからアプローチはしてみたが、「ザ・スマイルのことが話せないから難しいです」ということで、あきらめざるを得なかった。
そこからもずっと取材できたらいいなと思い続けていた。来日公演が決まった時にこれはチャンスだと思ったが、一度断られているし、そもそも記事があまりない人なので、取材が好きじゃない可能性もある。そこで、実現に近づけるため、別件でたまたまやり取りしていたインターナショナル・アンセムのレーベル・オーナーに、「せっかくあなたのレーベルからリリースしているトムが日本でライブをやるなら、宣伝も兼ねてインタビューしたらいいと思うけど、どうかな?」と伝えた。すると、「いいね、やろう」という感じでサクッと繋いでくれて、本人も「ぜひ!」という反応だったので、そのまま本人と直接やり取りを重ねて取材を実現させた。
なので、今回のインタビューは日本側のレーベルやプロモーターを一切介していない。本人と僕でやり取りして日時を決め、通訳を手配し、取材を行い、自分で記事にして公開した。通訳費と原稿料はnoteの収益から捻出している。近年はそういうケースも増えてきた。今回の取材は音楽メディアの環境の変化を象徴するような出来事だったと思う。
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