* review is a diary:Shabaka - Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace(9,500字)
シャバカ・ハッチングの『Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace』を聴いた。
この勝負作はすごく面白いものになったと思う。
◉小さな音でのセッションとルディ・ヴァンゲルダー・スタジオ
まずこのアルバムの面白さはいわゆるアンビエントジャズ(とメディアで呼ばれている何か。僕はその実態はよくわかっていない)とか、ヒーリング、ニューエイジみたいなものとは異なる意図で作られているところにある気がする。
シャバカはこんなことを言っている
――フルートの音量に合わせる以外にも、小さな音には何か目的があったと思うのですが、いかがですか?
シャバカ「小さな音であることが、僕たちが何を演奏するのかを自然と決まるってことじゃないかな。「メロディがどこへ向かうべきか」は音の強弱と音のテクスチャーが教えてくれるんだよ。たとえば逆に、ものすごく音の大きな音楽を演奏する時は、音の大きさが何を演奏するかを決めるし、アプローチのフィジカルさ、どんなメロディを出すのがその楽器にとって最適か、そういったことが決まってくる。もし周りの音が大きい環境で、僕がフルートをマイクアップして吹いたとしたら、吹き過ぎたり、ハーモニクスという意味でも(小さい音の時とは)全然違うエリアでのインタープレイになる。だから”小さな音の場所”から物事を始めれば、もっとドリーミーというか、アトモスフェリックなインタープレイが浮かび上がる。それが僕が今回のレコーディングから求めていた空気感なんだ」
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