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「書かない取材ライター」という選択。フリーランス編集者が実践する“いいとこどり”営業術

「数年間ライターをやってて、だんだん書くことに疲れちゃったんです…」

最近、取材ライターさんからこんな悩みを耳にすることが増えてきました。

1年以上ライターをやってきて、ある程度ライティングの仕事もできるようになり……そんな時にふと、「最近、仕事に変わり映えがなくなってきた」「筆が重くなってきた」と立ち止まる、なんて経験もあると思います。

大丈夫。私も含めいろんなライターさんが通ってきた道です!

今回は、そんな悩みに大共感できる私が「取材ライターの書くことつらい問題」を抜け出した話を書いていこうと思います。


「書くこと、向いてないかも…」その壁、ライターあるあるです

私はライター・編集者を名乗っているものの「書くことは好きじゃない!」「ライター向いてない!」と公言しています(笑)。

以前noteで、「私にとってライティングは“手段”だった」という話を書きました。だから、私は「ライター」であることをやめて、今ではこういったnoteや、保護猫などの“自分の心が動くもの”だけを書くと決めています。

よくこんな悩みを聞きます。

  • 取材ライティングだけだと、単価の上限が見えて収入が頭打ちになる

  • 取材は好きだけど、執筆が大変…

  • 編集だけだと、単価が上がりづらい

  • 執筆をやめると数万単位の大きな収入がなくなるから安定しない

  • 取材ライターの仕事を突き詰めるのか悩む…

と、私だけでもこんな悩みを聞くし、活躍しているライターさんでもなやんでいるので、もはや「ライターあるある」なんだと思います。

悩んでるのはあなただけではないから、安心してね。

そんなあなたに提案したい「取材&編集」スタイル

「書くことが大変だけど、記事に関わる仕事は続けたいし、取材は楽しい」

そんなあなたにおすすめしたいのが、「取材と編集だけ」をする編集者スタイル。

たとえば、1記事3〜4万円の仕事をライターさんに執筆だけ1.5〜2万円でお願いして、取材・編集・ディレクションを自分で行います。

すると、取材+編集と先方とのやりとりで3〜4時間の稼働時間で1〜2万円ほどの単価になるので、収入アップ&たくさんの案件が受けられるようになるのです。

どんなタイミングで始めるべき?中堅ライターはどうする?

「私なんてライターとしてまだまだだし……」

そんな中堅ライターさんの場合は、1〜2万円の案件を、駆け出しライターさんと組んで、編集:ライターで5:5〜3:7の利益配分で受けてみるのもおすすめ。(編集側が5000〜1万円程度)

この編集者スタイルを始めるおすすめのタイミングは、「受けきれない案件が出てきたとき」。

ある程度ライターを続けてると、ありがたいことにスケジュール的に受けきれない案件や、単価感の合わない案件も出てきますよね。そんなときに、クライアントに提案してみましょう。

どうやって提案するの?

先に書いたような、「スケジュール的に受けられない」「単価が合わない」そんな仕事があったときに、受けられないと断るのではなく「別ののライターさんに書いてもらって、私が編集に入ります。記事の品質は私のものと同レベルで納品できます」と提案しています。

もちろん編集スキルというものはありますが、基礎はライターで培ったスキルです。先方は出すお金は変わらないのOKしてくれることもあります。

業務形態を見極めよう!提案する企業の注意点

この編集者スタイルを提案するときに注意したいことが、そのメディアの業務形態。

▼こんな企業さんは、提案が通りやすい!

  • 企業から、採用広報や事例の記事などを直接受託している

  • マーケティングや広告代理店などからの依頼

  • 依頼してきた人が、ライティングや編集に詳しくない(マーケターや広報、経営者など)

とくに提案が通りやすいのが「直契約」と「ライティングに詳しくない人からの発注」。依頼者は「月に決まった本数、良い記事が出す」のが目的なので、制作段階で誰が関わっても気にしない傾向が高いです。

提案をするときは「チームで受けたら、納品が早くなります」「私が書くより単価が抑えられます」「私は手一杯ですが、チームならお受けできます」など、相手にメリットを提示するのがおすすめです。

▼こんな企業さんは難しいかも?

  • すでに編集者やディレクターがいるメディア

  • 自分に依頼している人が、ライターとのつながりが多い場合

上記のような企業は、すでに編集者がいるため、「編集者スタイル」でやると二次請け、三次請け…というような構図になってしまいます。二重三重での編集になってしまうため、断られる場合が多いです。

一方で、メディア運営会社でも「たくさん本数を書いてほしい」という要望がある場合は、「チームで受ければ、月にたくさん納品ができるけどどう?」と提案をすると、チームでの受注ができる場合もあります。

「中抜き」なのか「価値」なのか…

こういった手法は「中抜き」や「搾取」ではないか……と悩んだときもありました。でも、これを「代わりに採用・営業をしている」「品質を担保している」「ライターさんの育成をしている」と捉えたら、企業にもライターさんにも“価値”になると気づいたんです。

たとえば、実績がほしい駆け出しライターさんや、取材記事の執筆経験が欲しいライターさんと組めば、ライター実績の1歩目を手伝うことができる。

クライアント(企業)側は、新しくライターさんを探す工数や採用の手間も省ける。編集者が間に入ることで、企業側での編集の必要がなくなるし、品質が安定して良い記事ができる。

ライターさんにもしっかりと、利益と実益を還元できてればそれは中抜きではなく“編集者の存在価値”になります。

「書くこと」をやめても、取材ライターは続けられる

「書くことがつらいから、取材ライターは辞めたい……」

そんな悩みをもつ人に伝えたいのは、取材ライターの仕事は「執筆」だけではないこと。今回紹介したような、取材+編集でも“取材ライティング”の仕事だし、あなたがこれまで培ってきたスキルを存分に活かせます。

むしろ、数年ライターをしてきて、ある程度の金額感で仕事をできるようになったときに、「書くことがつらい」という壁にぶち当たったら、それは次のステップに進むタイミング

編集者やメディア運営の道に進んでもよし、はたまた広報やチームづくりに挑戦してみてもよいと思います。

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以前、私が副業ライターから編集者、メディア編集長になった具体的なステップについて書いているので、よかったらこちらもお読みください。


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