なぜずる賢い人が評価される?|昭和世代が「バカになれ」と言わなければいけなかった理由
こんにちは。えめです。
「バカになれ」
これは私が人生で何回も言われ、
違和感として残ってる言葉です。
なぜ大人はみんな、諦めた顔で、処世術のごとく「バカになれ」を教え、何かを諦めることを強要するのでしょうか?
「真面目にやってたらバカを見る」
潔癖であれとは言いませんよ。
ですが、
誠実なプレーよりも、社内営業や裏工作などの立ち回りがいかに上手いかが評価され、
「仕事や責任を押し付けられたら負け」という暗黙のルール。
なぜ汚いやり方の方が主流なんでしょうか?
組織の真ん中で、みんなに嫌われてるあの人が生きやすそうに過ごしていて
誰よりもみんなを気にかけている優しいあの人が、最も生きづらそうなのは、
…なぜ?
透明性に欠ける、沈黙する組織。
みんな沈黙して、思考停止して、
みんなが背中に守ってるそのドロドロしたものは何?
日本に蔓延してるドロドロの正体は何?
今回は
前回記事で分析した世代特性をもとに、この社会現象が立ち上がった経緯まで、精神科看護師が意識を分析し、「今我々はなにをしたらいいのか?」が可視化できるように考察していきたいと思います。
ブラック社会をぶっ壊す方法
ブラック企業は戦争被害者への優しさから自然発生した
結論から言いますと、ブラック社会が発生した原因は、
戦後の人々の優しさです。
そして現代は優しさを失い、
「惰性」でブラック社会を続けています。
は?
意味わからないですよね。
説明しますね。
ブラック社会は、最初は戦争被害者への優しさで始まったんです。
前回記事で、80‐90代は危険な暴発をしやすいと説明しました。
85歳以上では、戦争は強烈すぎる「一生消えない思い出」。
(中略)無意識では戦争を含むいろんな感情の記憶が巡り、脳はストレスを抱え、さらに他者との気持ちの交流でエラーを起こすので、脳には老廃物が溜まりやすくなります。
無意識領域に老廃物がたまると、イライラの症状が出やすいです。
なので、突然、100%どころか、300%くらいの怒りで暴発することも。
酒瓶を、子どもや孫にだって本気で振り上げてしまう。そういう危ない暴発。
会社で働いていると、たくさんのストレスが発生します。
80代は戦後、心に傷を抱えた状態で、ハードワークをしていたんです。
そんな中、「一つの失敗」が80代の暴発を発生させるかもしれない。
暴発すると、
自分もキツいですが、他の人もキツいし、
当人も大事なものを壊してしまう恐れがある。
会社の利益よりも、みんなのストレスを防ぐ方が正義だったんです。
つまり、「波風立てず」事を収め、
失敗は気づかないところで処理されるようにと、昭和の時代はみんなが(現代の)80代に気を遣っていたんです。
こうやって、失敗をごまかしたり、もみ消したり、出来る人や都合の良い人に押し付けて処理させることで、失敗したという事実をなんとなくモヤの中にしまった方が、「全体にとって喜ばしい」という社会的風潮が、昭和の時代に発生しました。
70代は失敗をごまかす能力が高い
ここで良くも悪くも活躍したのが70代。
70代は戦後生まれで、親は90代後半以降の世代。
90代後半以降の世代は、精神教育がしっかりしていましたし、戦争が起きた当時、10代後半だったので、80代ほどは心に影響を残していません。
そういう親の元で育ったので、70代は他の世代に比べビクビクしません。
また、70代は団塊の世代。人数が多いです。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
人の多いところに隠れて自分の存在を煙に巻くことも可能。
それが失敗を隠すのに役立った。
高田純次さんみたいなテンションで80代を助けてきたんだと思います。
70代は、ちょうどバブル崩壊した時期に上司になりました。
デフレで失敗一つが大きな事故になる時期に突入しても、
方向性を変えず(気づかず)、
そのまま後輩にも「バカになれ」と指導していったのだと思います。
その指導された後輩が50.60代。
「バカになれ」は50代〜60代前半によく見られる印象ですが、上の世代が濃すぎて諦めたのか、はたまた社会の闇を見たのか。
尖るか従うか、ずっと悩んでるように思います。
「バカになれ」が正解かどうか、そりゃ悩みますよね。
80代を守るか、デフレと戦うか、正義の板挟みだったんだと思います。
「失敗をしてはいけない」という風潮が生んだ評価システム|人事評価の歪み
本来は、失敗して、現実見て、責任とって処理しないと、人は、物事が「成り立つか」どうか判断できません。
だけど、80代に気を遣った結果、昭和の日本人が作った価値観は「失敗は悪」。
なので、自然と、失敗しない人が評価されるシステムが誕生します。
すると、誠実に仕事ができるかどうかよりも、
社内営業や裏工作などの立ち回りがいかに上手いかが評価され、のらりくらりと失敗をしてこなかった人が昇進して中間管理職に就いたりします。
ここからがマズいことになってきます。
当たり前ですが、中間管理職は、上司がいて部下がいます。
部下を育てないといけないし、上司に成果を報告しないといけません。
この板挟みの立場にも関わらず、失敗してこなかった人は、現場の失敗のフォローができません。
なので、部下に「失敗はするな、でも成果はあげろ。」と言います。
部下にとっては、成果を上げるためには教育が必要。
しかし、教育は、失敗の歴史と、失敗から生まれたルールやポリシーから作られるので、失敗の歴史を語れないと教育は成り立たない。
ロクに失敗したことない人は、部下をちゃんと教育することができないのです。
ですが、上司に失敗の報告するのも、もちろん嫌。
つまり
「教育はしないが、失敗はさせない、成果はあげろ」
という矛盾した、3つの無茶振りが発生します。
そんなわけわからん状態が出来てても、
気づかない社長上司は問題を放置します。
目の前の問題に終始して、俯瞰できない大人は多いです。
とにかく目の前の問題がなければいい。
基本的な話ですが、俯瞰ができてないと、現在地がわからないので、「我々今どこにいて、どっちに行ったら目的地着くんだろ?」となり、ゴールするための「いい方向性」がわかりません。
つまり、ゴールがわからないので、
部下をどうプラス評価をすればいいのかわからなくなります。
とすると、なんか良くない所を減点方式にするしかありません。
減点方式は嫌なところだけポイントされます。
働く人はどこにモチベーションをおけばいいのでしょう?
「バカになれ」と言う人の精神状態|失われた30年
さて、減点されたくなくても、全力で働いても、
どこかで必ず部下は失敗します。
部下が失敗した時、
失敗したことない中間管理職はどうするのでしょうか?
もう、嘘、ごまかし、責任転嫁でどこかに流すしかありません。
そうしないと「失敗は悪」の価値観の中では上手くやれません。
しかし、
嘘、ごまかし、責任転嫁をすると、
バレた時の不安がつきまといます。
中間管理職はこの不安をどうするか?
方法は2つ。
①忘れる
ごまかしたことを忘れると堂々とできます。
不安が挙動に出ません。疑われにくくなります。
完全にバレるまでは、晴れ晴れと過ごせます。
バレなきゃいいんだよ。バカになれ。
②普段から仕事できますアピールをする
「あの手柄は私です。部下が使えなくて、あれもこれも全部仕事は私がやりました。」
実際はなんか文句言っただけでも、こんな風にアピールをたくさんしておくと、何かあっても許されるだろう。そう信じてとにかく点数稼ぎを頑張ります。
テレビでもこんな光景よく見ますよね?
失われた30年、こうやって腐っていったんでしょう。
ブラック社会という優しさは諸刃の剣。
でもよく考えてください。
80代はもうリタイヤしてゆっくり体を癒しております。
じゃあ、あなたの守ってるあげてるドロドロ、一体なんなんでしょうね?
80代が座っていたところに、今どんな人が座っているでしょう?
あの声のデカい人、どこに座っています?
どうしたら変われるか?
ではなく、
どうしてこの構造を今も続けているのか?
を考えてみるといいかもしれませんね。
今読んでいただいてる記事からも、「変えられる場所」が最低2つは見つかるはずです。
究極の結論はやはりこれ。
もう「声デカけりゃ通用する」と覚えてしまっているので、少しゲームチェンジを起こしていく必要があると思うんです。
(中略)
成長を可視化した評価表です。
(中略)
漫画 Dr.Stoneの科学使いの千空さんも言ってました。
現代最強の武器は核ではなく情報だと。
気づかないなら、おかしいと気づく環境を作ればいいと思います。
流れがひっくり返る時|精神科は「流れ」に戻す成長解決型看護です
締めがホラーだったので、
どうぞお口直ししていかれてください。
この間神社でお札を買いまして。

見てください。「瀬折津姫」って。
私この神様好きなんですけど、
「瀬織津姫」って書くのが一般的なんですよね。
「折…?」って思ったんですけど、
なんかこちらの字の方が私はしっくりきます。
瀬織津姫は、人の穢れを浄める性格を持ちます。
「折」でなんでしっくりきたかと言うと、
瀬=海の浅瀬
折=折り返す
津=~の
という意味なので、
浅瀬で折り返す、「潮の満ち引きが入れ替わるイメージ」と解釈できて、瀬織津姫の性格を表していると思ったからです。
精神科看護師として、私はライフサイクル理論(心の成長)を扱っていますが、人生にも潮の満ち引きが入れ替わるような時があります。
釣りをしてる人は分かると思いますが、潮が変わる時、前後1時間くらい流れの「滞留」が起こるそうです。
滞留が起こった後、流れがひっくり返ります。
人生の流れがひっくり返る時、頭で考えすぎてると、知らずに浜に打ち上げられてしまう人がいるので、流れに戻してあげるのが精神科のお仕事です。
流れがひっくり返ると、必要なアドバイスもひっくり返ります。
世界がすべてひっくり返ります。
SNSやテレビで最近いろんなものがめくれていってますが、もしかしたら、瀬織津姫様、もういらっしゃってるのかもわかりませんね。
古典で「諸行無常」と習ったと思いますが、「今がこのまま続く」と考えるのは悪手。
寄せて返す、変化のタイミングを見るのが重要です。
みなさま、
目の前の起こっていることをよく見て、
気を引き締めてまいりましょう。
やることちゃんとやらないと座礁します。
(何したらいいかについては、全ての記事を使って発信していきます)
うまく乗り越えたら、
もう我慢しなくていいのかもしれませんよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇🏻♀️✨
筆者:えめ 精神科看護師(脳科学/ライフサイクル専門家)
指示待ち対策記事はこちら
