海の見える教室
朝、公開授業へ向かうと、海が光っていました。
潮だまりに空が映り、道端のシーサーが迎えてくれる。
教室の窓の向こうには海。
こんな環境で育つ子どもたちは、どんな感性を育てていくのだろうと、ふと考えました。
子どもたちは、私の顔を見ると嬉しそうに寄ってきてくれました。
「せんせい!」と笑顔で近づいてくるその姿に、胸があたたかくなります。
たとえ仕事として来ているとしても、
こんなふうに喜んでくれるなんて――。
違う学年の子どもたちからも声をかけてもらえることが増え、
ああ、少しずつこの地域に根づいてきているのかもしれない、と感じました。
沖縄に生まれ育ちたかった、と思うこともあります。
けれど、こうして居場所がある。
その思いが、じんわりと胸の中に広がっていきました。
海の見える教室。
ここで過ごす時間は、
きっと子どもたちの中に静かに積み重なり、やがて素敵な未来を紡いでいくのでしょう。

ブーゲンビリアが門に咲き、
シーサーが子どもたちを見守る。
御嶽は海に向かって立ち、
祈りは暮らしの中に、静かに息づいている。
子どもたちが、事故なく、怪我なく、病気なく、
今日も無事に過ごせますように。
海と繋がる川沿いに、
たくさんのこいのぼりが泳いでる。
空を泳ぐその姿、
命の力を感じる 。
やさしく、そしてつよく。

