「経理だけ」の在宅ワークから、もう一歩。隣の部署を知ると、仕事の選択肢が広がる
在宅で働いていると、「経理が専門」「労務が専門」と、ひとつの領域を軸にしている方が多いですよね。専門を持つのは、それだけで強みです。そのうえで、ふと思うことはありませんか。——隣の部署って、実際、何をしているんだろう、と。
そして、リモートワークをする場合の、もう一つの選択肢として。
私はいま、経理・労務・人事・財務・DX周りを横断して受けています。会社によって必要な範囲は違うので、クライアントの需要に合わせて、担当する領域を組み合わせながら。そのすべてを10年、フルリモートで。
「そういう仕事は、会社に行かないと無理でしょ」と思われることもありますが、そんなことはないんです。
もちろん、全部がオンラインで完結するわけではありません。紙の請求書や押印・郵送など、現物が必要な仕事は一部残っています——特に、小さな会社ほど。そこは総務のメンバーが受け持つことも、人員によっては自分が担当することもあります。週に1回、月末月初に数時間ほど。たまにの外出はいい気分転換になる、という人にも向いています。
せっかくなので、隣の部署が実際どんな仕事なのか、少しだけ覗いてみます。
・経理:毎月、会社のお金の動きを締めて“今どうなっているか”を数字にする仕事。パズルが合う瞬間や、締めの達成感が好きな人に向いています。
・労務:給与や社会保険、入退社の手続き。人の生活に直結する数字を、正確にコツコツ扱う仕事。丁寧さが、そのまま強みになります。
・人事:採用や、新しく入った人が立ち上がるまでの伴走。人の成長やチームづくりに関心がある人に。
・財務:会社のお金が回り続けるよう、先を読んで手を打つ仕事。段取りや先読みが得意な人に。
どうでしょう。「あ、それ、ちょっと面白そう」と思うものがありましたか?
やったことがないのは、向いていないからではなく、ただ“まだ触れていないだけ”のことも多いです。そして、その多くは——在宅のまま、広げられます(専門的な判断は、税理士・社労士と連携しながら)。
私自身、独立したばかりの頃は、数十人規模のベンチャーで“一人バックオフィス”のような、まさに上記に上げたような案件を受けていました。経理も労務も人事も、現物の作業までまとめて自分で。背伸びせず、無理なく経験を積むには、とてもいい環境でした。
そのままにはせず、自分で提案して、メリットを共有しながら、一つ一つオフライン業務を自動化・オンライン化も進めました。そうして、私の場合は段階に合わせてシフトしてきて——今は、当時のような現物作業はしていません。積み重ねた経験の分、単価も上げてより内容の濃い仕事を受けています。
高めの単価(時給6,000円〜)を出せて、その成果を本当に必要とするのは、ある程度の規模がある会社が多いから。でも、入口はベンチャーの“一人バックオフィス”からがとても良いと思います。むしろ、いろんな仕事に触れられる分、経験値はぐっと上がります。
時給3,000円からは、そこから十分に狙える範囲だと思います。
“採用する側”として在宅ワーカーを何人も見てきて思うのは、専門をひとつ持ったうえで、隣にも少し足を伸ばせる人のほうが、必要とされる存在になる可能性が高いということ。任される範囲が広がると、選ばれる案件の幅が広がり、単価も上がりやすくなります。
それに、一人で管理部を担っていると、社内のメンバーから「助かってます!」と言ってもらえる場面も多いんです。地味に見えて、やりがいのある仕事です。
今すぐ全部やらなくて大丈夫。まずは“隣”を覗いてみるだけでも、働き方の選択肢は広がります。
1年で、実際どう動くのか——資料にまとめました
「隣の仕事、もう少し知ってみたい」という方へ。小さな会社の“一人管理部”が1年で何をやっているかを、1冊にまとめました。各部署の仕事の中身から、忙しくなる時期(ヒートマップ)、月次のルーティン、“これだけは落とせない”期日まで。
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これからを考える一つの参考に少しでもなれたら嬉しいです。
隣の仕事に、「あなたの得意」が眠っているかもしれません。🍀












