昇級審査が受けられない
2026/4/17 最初に追記。下記の会員さんはその後謙虚に地道に稽古に取り組むようになりましたので、今回再掲載する事にいたしました。
それでは3月のとある日の稽古日記をどうぞ!
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3月は審査月間。稽古は基本的に審査稽古となり、それぞれの昇級・昇段科目をやり込む月だ。
「Aさん(仮名)に次の審査を受けたいと言われても、今回は受け付けないでください」と道場長からお達しがある。次は5級(仮級)を受ける予定の方だ。やる気もあり、熱心に稽古に通われている。
4級までならそんな制限は今まで聞いた事がなかったので少し意外に思い、どういった理由ですか?と聞くと、大きくふたつある、と言う。
ひとつは級に見合った身体ができていない事。身体が固く、受け身が上手に取れないので四方投げや天地投げで頭を打ってしまう。基本練習をおざなりにしてきたので、今月は基本動作強化月間にするそうだ。
もうひとつ、こちらがメインの理由になってくるのだが、ペアを組んだ相手が稽古にならなくなる、と。
Aさんは稽古中に動きを止めて話したがる。黙って何度も繰り返して数をこなす事がまず必要なのに、最後までやらない。そしてペアを組んだ相手はAさんの質問に答えているとAさんへの指導だけで終わってしまい、自分の練習の時間がなくなってしまう。ペアの人だって稽古に来ているのに。
「自分中心で相手への配慮がない」事が問題だと。
道場長は日頃から親英体道(合気道をやられていてご存知ない方はぜひ調べてください)の
「戦いではなく教育」
というコンセプトに深く賛同している。手厳しい言い方をすると、敬うべき相手を自己満足のツールとして愚弄するのでは、それが意図していようが無意識だろうが、やっている事が真逆。今回は見るに見かねての決断だったのだろう。
ねえねえあたし上手くなったでしょ?的な承認欲求も、お前まだまだ俺には敵わないだろ!的な憂さ晴らしも、ひょっとしたらイケメンやかわい子ちゃんに触れたい欲求なんかも、人間なんだから勝手に沸いてしまうかもしれないし、道場で簡単に解消される事もあるかもしれない。もう一度言う。人間だもの。
そんな邪心は可能な限りなくして、減らなかったら必死で隠してでもいい、シンプルに自分の身体と心に向き合い、相手への感謝と思いやりで繋がれるような、清々しい稽古の時間にしたいな、と改めて。
