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母乳を必要としていたのは子供ではなく私だった|卒乳を前にして思うこと

子どもから風邪をもらい、
しばらく発信をお休みしていました。

その間に、ひとつ困ったことが起きました。

薬の関係で、完母だった授乳は1日1回になりました。
もう卒乳してもいい月齢ですし、
このままやめても特段困ることはありません。
それなのに、私はやめることができません。

「もういいんじゃない?」
夫の言葉は正しいと思います。
母乳はみるみる減っていきました。

それでも私は、
たった1回の授乳に全力を注いでいました。
少しでも飲んでほしくて。

母乳を必要としていたのは息子ではなく、
母乳をあげる時間を
手放したくなかった私なのかもしれません。

母乳を探す姿も、
胸に顔をうずめる姿も、
小さな手で私の服を握る様子も。
手放したくなくて。

人生最後になるかもしれない授乳。

生まれてからこれまで、
何度も授乳をしてきて、
特に夜間授乳は眠くてつらいものでした。

それなのに今では、
その時間さえもかけがえのない宝物に見えてきます。

終わりが見えてくると惜しくなる。それは人間の性なのでしょうか。

それとも梅雨に入り、
時折、雨の気配を含む空気に、
少しセンチメンタルになっているだけなのでしょうか。

まだ、やめる覚悟はできていません。
いつか終わると分かっているからこそ、
手放す準備にはもう少し時間が必要なのかもしれません。

だからもう少しだけ、
自分の気持ちが追いつくまで、
この時間を先送りにしてみようと思います。


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