双極性障害は突然始まったわけではなかった
前回の更新から少し時間が空いてしまいました。
自分の過去を整理しながら書いていることもありなかなか時間がかかってしまいます。。
これからも更新を続けていきますので、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。
今回は、双極性障害を発症した当時のことについて書いていこうと思います。
双極性障害を発症した明確な瞬間を、私ははっきり覚えているわけではありません。
ですが、一つだけ覚えていることがあります。
当時の私は20歳前後で、レコード会社の育成アーティストとして日々レッスンや作曲活動に取り組んでいました。
大人の方々の期待に応えなければいけない。
絶対にチャンスを掴みたい。
そんな思いから自分自身に過度なプレッシャーをかけ、無理な目標を立てることもありました。
毎日をこなすだけで精一杯だった記憶があります。
バイト中に倒れてしまったり、
レッスンへ向かう電車の中で、ふと
「床に溶けて消えてしまいたいな」
と思うことがありました。
今思えば、それがうつ状態の始まりだったように思います。
ですが当時は、
「自分が精神的に不調になっている」
という自覚はほとんどありませんでした。
それから少しずつ心と身体のバランスが崩れていったように感じます。
その後はフリーランスとして音楽活動を続けていましたが、コロナウイルスの流行により活動の制限を余儀なくされました。
先の見えない状況や将来への不安も重なり、精神的な不調はさらに大きくなっていきました。
次第に音楽活動を続けられる状態ではなくなり、一度活動を無期限で休止しました。
そしてクリニックを受診したところ「双極性障害」と診断されたのです。
悪化していたということもあったため、診断を受けた時は私は強い衝撃を受けたというより
「やっぱりそうだったんだ」
と、どこか納得している自分がいました。
活動を再開してからも、自分が双極性障害だと理解していながら
「みんなもこれくらい頑張っている」
「自分が弱いだけだ」
「ただの甘えだ」
そんな風に考えながら無理を続けていました。
好きだったものや趣味に突然興味を失ってしまう。
理由もなく涙が出る。
寝ても寝ても疲れが取れず、一日中ベッドから動けなくなる。
人と会ったり会話をすることがしんどくなる。
ですが当時はそれを
「疲れているだけ」
「怠けているだけ」
と思っていました。
そうして無理をしているうちに
パニック障害まで併発してしまうようになりました。
一方で、逆に気分が高揚する時期もありました。
突然活動的になり、
「今なら何でもできる気がする」
と感じることもありました。
衝動的に行動したり、先々の予定を必要以上に詰め込んだり。
自分でも感情の波をコントロールできない感覚が強くなっていきました。
それでも当時の私は
「調子が良い日と悪い日があるだけ」
「自分の性格の問題」
そう解釈していたように思います。
精神疾患は、突然すべてが壊れるというより
少しずつ進行していくことがあります。
特に最初の段階では、
“ただの疲れ”や“性格”、”自分の努力不足”
として見過ごされやすいと感じています。
私自身も「まだ大丈夫」と思い続けた結果、少しずつ症状が重くなっていきました。
次回はそこからどのように悪化していったのか、当時の状態について書いていこうと思います。
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