【27】これはJackが建てた家?【父子で挑むアメリカ古民家リノベーション】
地表を掘ったりかさ上げする作業をしていたら、またまた「古(いにしえ)の」コンクリート面にぶつかって、今回現れたのは、大きな足跡だった。
伝承童謡のThis Is the House that Jack Builtが頭をよぎる。
「ジャック」の足跡だ!
いやいや、Shrek! のイメージか。

そのJackだかShrekの亡霊が、1887年にここ、南ポートランドに建てた家を見に来て、立ち尽くしていたら......。
肩をポンと叩いて、この図面を見せてあげようか。

Jack (or Shrek), ごらんくださいな。
これが、あの大地に埋まりかけた地階の将来図(↑)だ。

表通りの高さに建つ1階から地階への庭は、坂になっていたのを、一階と地階の段差構造にした。
それまで、20%ほど埋まっていた藤色のガレージドアが、今は100%地表に出た。
ツバキも、傾斜地で重力に逆らってふんばっていたところも、のびのびと枝を空に伸ばしている。
さあ、これがゴミがこれでもかと詰まっていた、あのおどろおどろしいキッチンのあった地階内部だ。


この地階は、実は空間的には大きくて、庭に面して眺めがいい。
そこで、将来はパティオを前にした寝室と、ガーデニング用の物置きと作業場に生まれ変わる。

地階にはこうして、ベッドルームがふたつとバスルーム。物置、たんすが複数個。
かくれんぼは、こういうところでしたい。
そして、これまでまるで潜水艦の底に降りるようだった狭い階段が塞がれ、スカーレット・オハラがドレスを着て降りてくるのは無理そうでも、振袖なら袖をふりふり通れる、立派な階段に代わる。

