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スキルだけじゃ生き残れない!ハイスキルエンジニアが契約を失った理由

本記事では、IT業界での実体験をもとに、エンジニアとして生き残るための気づきを共有します。
特に以下のような方々に向けた内容となっています。

・これからIT業界でキャリアを築きたい人
・すでにIT業界で働いているが今後の成長や市場価値に不安を感じている人
・ITエンジニアを採用し、事業を発展させたい経営者・マネージャー

技術力だけでは通用しない時代、どのようなスキルやマインドが求められるのか?現場のリアルな事例を交えながら解説していきます。

超高スキルなエンジニアは3ヶ月で現場からいなくなった

60歳近い男性技術者がPJに参加された時のことです。
最初はかなり自信満々で発言等も強気で勢いがありました。
面談時の技術要素のチェックもクリアしスキルが高い方として迎え入れられPJメンバーの期待値も高かったです。
しかし一緒に仕事をしだしてから3ヶ月ほど経ちその時には契約更新はなくなってしまいました。
彼はなぜ優秀なのにパフォーマンスが出なかったのでしょうか?

原因1:新しい技術のキャッチアップができていなかった

彼はシニアの方なので30年以上は経歴がありました。
製品のかなり初期の頃から携わっているので生き字引のように思われたのですが、最近ではクラウドやAIなど新しい技術がたくさん出てきています。
それに製品自体もバージョンアップを繰り返し機能追加等もたくさんあります。
彼はおそらく10年前ぐらいから技術のキャッチアップができていないようでした。

原因2:PJ固有の未経験要素を習得できなかった

どんなにスキルフルな方でも毎回の仕事現場で知っている知識や経験だけで仕事を完結させることはできません。必ず製品であったり技術要素であったり何かしら未知の要素はあるものです。
未知の要素を習得でいない理由として気持ちの部分と能力の部分と2つの側面があると思います。能力の部分は議論するのが難しいので割愛しますが、気持ちの部分で全く興味を持たないとか、逃げてしまう人というのはPJの雰囲気も悪くなりますしマネジメントから見るとあまり一緒に仕事をしたいないタイプの人となってしまいます。

原因3:経験から来る慢心

こちらはマインドの部分ですが彼は年長者であり、色々なPJを経験しているので「仕事なんてどうせこんなもの」とたかをくくっていた部分があると思います。リモート環境ということもあり連絡手段は基本的にチャットですが休暇連絡もないのに丸1日チャットに反応が無いなんてザラでした。

補足:それでも彼がここまでやって来れたわけ

そんな彼がよくここまで仕事をして来れたものだと読者の方はお思いでしょう。私が推測するにおそらく、スペシャリストとしてPJに迎え入れられていることが多かったようですので他のプロパーのメンバーがあまり技術に詳しく無く、「彼の本当のスキルの中身」が理解できなかったのではないかなと思います。
3ヶ月で更新打ち切りとなったPJにはすごく技術に詳しいプロパーがいたので色々と突っ込まれすぐにボロが出てしまいました。

彼が教えてくれた事

結論1:マネジメントロールでも技術は知ってないと損する

ある程度経験年数を積んだり、起業すると現場よりもマネジメント業務が多くなることがあると思います。しかしIT業界で仕事をするなら技術要素をある程度把握していないと「態度だけ大きい何も知らない人」に高額な報酬を支払いながら色々と理由をつけられて成果はほぼないという状態になりかねません。他人に仕事をして成果を出すという事はそんなに簡単ではないですね。
自分も発注する際には「成果報酬型」にしたいなとこの記事を書いていて改めて思いました。

結論2:経験年数と実績そのものは実務では役に立たない

人選する際には考慮要素になるのですが、そもそも過去の環境と全く同じ条件で仕事をすることはありえません。実際の現場では臨機応変に動く必要がありますので「順応性」や「誠実さ」、「素直さ」のほうがよっぽど価値があると私は思います。

ITスキルがあるのは大前提でそれ以上に人間性が重要

私たちのいるIT業界ではITスキル自体が商品です。それゆえコミュ力0でもスキルフルな人というだけで全然食べていけます。
ただスキルフルな人でいるには絶え間なく技術をキャッチアップして現場では足りない知識を誰よりも高レベルでカバーできる人とでないといけませんのでかなり難易度が高いです。おそらく日本で100人いるかいないかじゃないでしょうか。
スキルは”材料”でしかありません。それをうまく利用してパフォーマンスを出す「人間性」がないと仕事として成り立ちません。
特に今の時代は「何をやってきたか」よりも「今から顧客に何をしてあげられるか」が重要です。

今と未来に向けてキャッチアップできるかが鍵

日進月歩のIT業界です。変化が激しい世の中で完全にPJに必要なスキルを持っている人はなかなかいません。そんな状況でPJメンバーと一緒に悩み考え、経験を持ってるのなら活かしつつ現代風にアレンジしてくれる人。そんな人がシニアエンジニアとして残っていけるのだと思います。
また若い人や経歴が浅い人にとってはチャンスです。全く未経験でもニーズのある技術要素さえ身につければ生計を立てていくこともできます。その場合でも直近は良いのですが長い目で見て経験を積んでいくことは非常に重要です。
どちらにしても「変化に対応できる人」が生き残るのです。



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