「正しい選択」をするほど、自分の人生から遠ざかる
「本当は、やってみたいことがある」
「本当は、今の仕事を続けたくない」
「本当は、もっと自分らしく生きたい」
心の中では、もう答えが出ている。
それなのに、
「家族に反対されたらどうしよう」
「失敗して、お金がなくなったら怖い」
「周りから無責任だと思われるかもしれない」
そんな不安が出てきて、自分の気持ちをなかったことにしてしまう。
僕も、会社員として働いていた頃はそうだった。
もっと自由に働きたい。
大切な人や愛犬との時間を増やしたい。
自分の経験や言葉を通して、誰かの人生に希望を届けたい。
そんな気持ちは、ずっと心の中にあった。
でも、
「安定した仕事を手放すのは危険」
「ここまで頑張ってきたのにもったいない」
「仕事は我慢して続けるもの」
そうやって、自分の本音よりも世間の正解を優先していた。
そして、心と体が限界を迎えた。
あの経験を通して感じたのは、心の声を無視することにも、大きな代償があるということ。
今日は、なぜ心の声に従って生きることが、やりたいことで生きる人生につながるのかを話していきます。
心の声に従って生きるとは、自分の本音を無視しないこと
好き勝手に生きることとは違う
「心の声に従って生きる」と聞くと、
嫌なことはすべてやめる。
その日の気分だけで行動する。
そんな生き方を想像する人もいるかもしれない。
でも、僕が思う「心の声に従って生きる」とは、衝動のままに好き勝手することではない。
自分の中に生まれた違和感やワクワクを、最初から否定しないこと。
周りの意見を聞いたうえで、
「それで、自分はどうしたい?」
と自分自身にも問いかけてあげること。
たとえば、
「今すぐ会社を辞めたい」
と思ったからといって、明日辞表を出す必要はない。
でも、その気持ちを、
「甘えているだけ」
「みんな我慢している」
と片づけるのではなく、
「なぜ辞めたいと感じているのかな」
と向き合ってみることはできる。
仕事内容が合っていないのかもしれない。
人間関係に苦しんでいるのかもしれない。
本当は、別にやりたいことがあるのかもしれない。
心の声は、必ずしもそのまま実行するための命令ではない。
自分が本当に望んでいる方向を知るための、大切なサインになる。
自分軸とは、自分の気持ちに戻ってこられること
自分軸がある人も、迷う。
不安にもなる。
家族や周りの意見に影響されることもある。
それでも最後には、
「いろいろな意見を聞いたけれど、今の自分はこれを選びたい」
と、自分の気持ちに戻ってこられる。
それが自分軸だと思う。
絶対にブレないことではない。
誰の意見も聞かないことでもない。
一度ブレたとしても、自分の本音を置き去りにしないこと。
心のままに生きることと、自分軸で生きることは、とてもよく似ている。
どちらも、自分の人生の選択を、誰かにすべて預けないということだから。
心の声は、やりたいことで生きる方向を教えてくれる
「なぜか気になる」には理由がある
心の声は、いつも大きな言葉で話しかけてくるとは限らない。
「これが人生の使命です」
「この仕事を選びなさい」
そんな分かりやすい形ではなく、
「なぜか、この人の発信が気になる」
「もう少し、このことを知りたい」
「やっているときだけ、時間を忘れる」
という小さな感覚として現れることが多い。
僕も最初から、
「ライフコーチとして生きていこう」
と決めていたわけではない。
ライフコーチを見て、気になった。
私自身も、自分の経験や考えを発信してみた。
悩んでいる人の話を聞いてみた。
自分の言葉によって、
「前向きになれました」
「話して、自分のやることが整理できました!」
と言ってもらえた。
その瞬間に、心が動いた。
もっと発信してみたい。
もっと人の話を聞きたい。
自分の経験を、誰かの希望に変えていきたい。
その小さな心の動きを選び続けた先に、今の仕事がある。
やりたいことは、頭の中で正解を探し続けるより、自分の心が反応したものに近づくことで見えてくる。
心地よく続けられることの中に才能が育つ
人は、心がまったく動かないことを、長く続けるのが難しい。
反対に、興味のあることなら、誰かに言われなくても調べられる。
もっと上手になりたいと思える。
うまくいかなくても、もう一度やってみたくなる。
好きなことなら、努力が必要なくなるわけではない。
やりたいことを仕事にしても、大変なことはある。
それでも、
「この先をもっと見てみたい」
と思えるから、続けられる。
続けられるから、少しずつ上手になる。
上手になるから、人に喜ばれるようになる。
そして、人に喜ばれることで、仕事につながっていく。
才能は、最初から完成した形で見つかるものではない。
心が向いていることを続けた結果として、少しずつ育っていくものでもある。
だからこそ、
「これで稼げるのかな」
と考える前に、
「自分は、これをもう少し続けてみたいかな」
と聞いてみてください。
心の声を無視し続けると、自分の人生が分からなくなる
周りの期待を優先するほど、本音は小さくなる
家族を安心させたい。
周りに迷惑をかけたくない。
期待に応えたい。
失敗して、笑われたくない。
そう思うことは自然なこと。
でも、周りの期待だけを優先し続けると、自分が本当に望んでいることが分からなくなる。
やりたいことを我慢するたびに、
「自分の気持ちは大切にしなくていい」
と、自分自身へ伝えることになる。
本当は嫌だった。
本当は休みたかった。
本当は挑戦してみたかった。
それでも、何度も気持ちを無視していると、心は少しずつ声を出さなくなる。
そして、ある日、
「あなたは本当はどうしたい?」
と聞かれても、何も答えられなくなる。
自分の気持ちが消えたわけではない。
長い間、聞いてもらえなかったから、小さくなっているだけかもしれない。
自分を裏切る苦しさは、少しずつ積み重なる
周りが望む人生を生きていると、表面上は順調に見えることもある。
安定した仕事がある。
収入もある。
大きな失敗もしていない。
それでも、心の中には空虚さが残る。
「自分は、何のために生きているのかな」
「このまま何十年も続けるのかな」
そんな違和感が、少しずつ大きくなっていく。
僕も、会社員時代は周りから見れば順調だった。
昇進もした。
収入も増えた。
任される仕事も増えていった。
でも、自分が望んでいる生き方からは、少しずつ離れていた。
自分の気持ちを無視し続けた結果、体が先に止まった。
もちろん、すべての違和感が仕事を辞めるサインとは限らない。
ただ、自分の心が何度も同じことを訴えているなら、無視しないほうがいい。
心の声は、自分を困らせるためではなく、自分らしい人生へ戻すために現れていることもある。
後悔しない人生は、心の声を小さく選ぶことから始まる
やらなかった後悔は「もしも」として残り続ける
何かに挑戦して失敗したら、落ち込むこともある。
お金や時間を失うこともあるかもしれない。
でも、挑戦したことで分かることもある。
自分には合わなかった。
別の方法なら続けられそう。
思っていたより楽しかった。
意外な強みに気づけた。
行動した経験は、次の選択に使える。
一方で、やらなかったことは、
「あのとき挑戦していたら、どうなっていただろう」
という答えのない問いとして残り続けることがある。
失敗した後悔は、経験へ変えられる。
でも、挑戦しなかった後悔は、想像の中で何度も大きくなる。
だからといって、すべてを捨てて大きく挑戦する必要はない。
後悔を減らすために必要なのは、いきなり人生を変えることではなく、心が気になっている方向へ小さく動くこと。
心の声に従う最初の一歩は、小さくていい
やりたいことがあるなら、まず調べてみる。
気になる人がいるなら、その人の発信を読んでみる。
興味のある仕事があるなら、実際にしている人へ話を聞いてみる。
発信したいなら、一つだけ投稿してみる。
人の相談に乗りたいなら、まず一人の話を聞いてみる。
会社を辞める前に、副業として小さく試してみてもいい。
心のままに生きるとは、いきなり大きな決断をすることではない。
自分の心が向いている方向へ、今日できる一歩を選ぶこと。
小さく動けば、違ったときにも戻れる。
合っていると感じたら、もう少し進めばいい。
人生は、一度の決断ですべてを決めなくてもいい。
心のままに生きることが、幸せへの近道になる理由
心のままに生きたからといって、毎日が楽になるとは限らない。
失敗することもある。
不安になることもある。
周りに理解されないこともあるかもしれない。
それでも、自分で選んだ道には納得が残る。
うまくいかなくても、
「自分が選んだことだから、次を考えよう」
と思える。
反対に、誰かに選んでもらった人生では、うまくいかなかったときに、
「あの人の言うことを聞かなければよかった」
という気持ちが残りやすい。
心のままに生きるということは、必ず成功する道を選ぶことではない。
自分の人生を、自分で引き受けられる道を選ぶこと。
そこに、自分軸で生きる安心感が生まれる。
あなたの心は今、何を望んでいるだろう。
何度も気になっていることはある?
本当はやめたいのに、我慢していることはある?
少し怖いけれど、やってみたいことはある?
すぐに答えを出さなくても大丈夫。
ただ、その声を、
「無理だから」
「現実的ではないから」
と最初から消さないでほしい。
まずは、
「自分は、そう感じているのか」
と認めてあげる。
そこから、自分軸は少しずつ戻ってくる。
やりたいことで生きる人生も、自分の本音を認めることから始まる。
僕自身も以前は、安定や周りの期待を優先し、自分の本音を後回しにしていた。
そこから会社を辞め、移住し、今は自分の経験や言葉、考え方を共有することでやりたいことで生きるサポートをしています。
もし今、
「本当はやりたいことがあるけれど、動くのが怖い」
「自分の気持ちと、周りの期待の間で迷っている」
「心の声は聞こえているけれど、何から始めればいいか分からない」
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