見出し画像

PEファンド実務|ICメモ|LBO、リターン分析【文例付き】

PEファンドの投資委員会(IC)向けメモや、PEファンドの選考でよくあるICメモ作成課題ので重要かつ面接官の評価が分かれるのがLBOのリターン分析や結果を記載したセクションである。

事業の魅力や競争優位はどのファンドの候補者でもそれなりに書ける。しかし、Sources & Uses、レバレッジの組み方、リターン試算といったLBO特有のセクションになると、書き手の実務経験の差が少し出る。

本記事はLBOセクションの型と記載のポイントを、架空の案件を用いて実際の選考や実務に耐えうるレベルで解説する。


LBOセクションの全体像

一般的なバイアウトファンドのICメモにおいて、LBOセクションは概ね以下の順序で構成される。

・  Sources & Uses(資金調達構成)
・  Financing(レバレッジ水準)
・  価格形成ロジック(バリュエーション/オファー価格の考え方)
・  Structure(出資比率・ロールオーバー・段階取得等)
・  Financials / Business Plan(Sponsorケースとマネジメントケース)
・  Returns & Sensitivities(リターン試算+感応度分析)
・  エグジット想定

重要なのは、この順序が読み手(ICメンバー)の意思決定の順序と一致していることである。

まずいくら、どう調達するかを示し、次に「なぜその価格・その仮定が妥当か」を正当化し、最後にリターンを示すという順である。

Sources & Uses

ここから先は

7,124字 / 1画像
この記事のみ ¥ 3,280
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

・外資系PEファンドで用いられる投資判断・投資メモ作成の思考プロセスをベースに、ケース面接・実務(投資メモ/ICメモ)双方で通用するアウトプット力を習得 ・PEファンドのケース面接および投資メモ作成において、「なぜこの投資か」を一貫したロジックで説明し、意思決定を通すための構造的思考力を養成

PEファンドの投資テーシス・投資メモ作成に特化した実務家向けマガジンです。 ・実際の投資メモや投資テーシスの考え方を基礎に、投資判断の組み…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
コンサル・IBD出身者を中心に、PEファンド選考を個別に支援してきた筆者が、 実際の選考で評価される水準を逆算してまとめた渾身のマガジンです

PEファンドの実際の選考内容を熟知、サポートしてきている筆者による完全版。 以下を主なコンテンツとします ・実際の選考に即したLBOモデル…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?