フランスのプールに行ったら、更衣室が男女で分かれてなかった話
週末、フランスに来てはじめてプールに行ってきた。
ローマ風の内装でとてもおしゃれで、かなり楽しかったが、プールに入るまでのフローがわたしが知っている日本のプールのそれと結構違っていてちょっとびっくりした。(日本のプールも10年以上行ってないから変わっているかもしれないが)
▼こちらのプール
ということで、今日はプールの話をしたい。
まず、エントランスで入場料を払う。

ここは基本的に日本のプールと変わらなかったけど、ゴーグルなどの水泳グッズと一緒にプールに関する書籍らしきものが売っていて、日本では見ない光景だなと思った。
入場料(6€/今だと1000円くらい)と引き換えに発行されたチケットをスキャンしてゲートを通ると、まず靴を脱ぐための部屋にたどり着いた。
そこにはドライヤーも置かれていて、同じ空間で、これから泳ぐ人は靴を脱ぎ、泳ぎ終えた人は髪を乾かしたり靴を履いたりしていた。
で、ここからですよ。
靴を脱いで、ここから男女別の更衣室に分かれるのかな〜とか思っていたら、あったのはたくさんの試着室みたいな小部屋。そこに各々入って鍵をかけて着替える仕組みになっていた。
わたしは彼氏と行っていたので二人で入って着替えたけど、そこまで親しくない間柄の場合は一緒に来ていてもブースには別々に入ることもできるし、「どうぞお好きに」という形になっている。着替えた後は近くにあるロッカーに荷物を入れて、いざプールに、という仕組みだ。
あとで気になって調べたところ、 昔はフランスも日本にあるような男女で分かれた更衣室だったらしいが、2000年以降に改装されたプールはほとんどが「cabines individuelles」と呼ばれるこの個室ブース型を採用しているとのことだった。
最初は戸惑ったけど、よく考えてみると、たしかにとてもいい仕組みだ。
まず、家族みんなで一緒に入ることができるのがかなり便利そう。わたしは子育てをしていないので想像でしかないが、子ども連れでプールに行く場合、圧倒的に両親一緒に入れたほうが着替えもきっと楽にできるだろう。
特に、子どもが複数人いて性別が偏っていた場合(三姉妹や三兄弟など)は、男女別ということを考えるだけで頭が痛くなりそうだ。でもこの個室ブース型なら、この負担の偏りは回避できる。
次に、便利だけでなく、多様性という観点でもとてもいいなと思った。
たとえば同性婚をしたカップルが養子縁組やその他の方法で子どもをもうけて、その子どもの性別が両親と違った場合、男女別の更衣室だと子どもを一人で着替えさせないといけなくなってしまう。それでも心配のない年齢ならいいが、そもそも家族連れでプールに行くような時期は心配なことが多いだろう。
そうすると、彼らにとっては家族でプールに行くことすらハードルの高いイベントになってしまう。一方で、個室ブースならば性別に関係なく一緒に入れるため、この問題は解消される。
あとトランスジェンダーの人たちにとっても、男女で分かれていないこの仕組みはとてもいいものであるように思える。
そして最後に、そもそも自分のプライバシーという観点でとてもよかった。わたしは正直温泉や銭湯もあんまり好きじゃない(というかできるなら水着で入りたい)。知らない人に、いやむしろ友達でも、自分の裸もそうだし、下着を脱いで着替えているところを見られるとか、誰も意識して見てはいなくても視界に入れられることとかが、結構嫌だ。
うまいこと言語化できていないのだけれど、なんかプライバシー……となっちゃう。
でもこの個室ブースならそういうストレスなく着替えられる。いいことしかない。日本でももっと採用されたらいいのになあと思いながらこのnoteを書いている。
ちなみに肝心のプールでは、ひたすら泳げるようになる練習をした。まったく泳げないわたしが一応それっぽく泳げるようになったので、またプールに行って練習したいなと思う。あまりに体験が快適すぎてノーストレスでプールに行けるので、ちょっとハマりそうである。
いいなと思ったら応援しよう!
ユーロが高くてやばいので応援いただけるとうれしいです🙏🏻フランスの大学への新学費や勉強のための書籍に使います!あとそれでまた面白い記事書きます!