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【前編☘保育のいろは】「園長先生がこの本を読んでくれたから、私はもう大丈夫だよ」――心がイライラする年長組の子どもたちに、私が1冊の絵本を持って部屋に入った理由

おはようございます。
承認と感謝、太陽のマネジメントのひなたのりこです。
子どもたちが、なんだか落ち着かないとき。特にお友だち関係が複雑になってくる年長組(5歳児)の子どもたちが、お友だちと喧嘩をしたり、お友だちを無視してしまったり、よくわからないけれど、どこか心の中でイライラしているとき。

私はそっと1冊の絵本を抱えて、年長組の保育室に入っていきます。

子どもたちは、私が部屋に入っていくと、「次は何をしてくれるのかな?」「どんな楽しいことが始まるんだろう?」というキラキラした表情で、すぐに私の周りに集まってくれます。

ある日のこと、保護者の方から切実なご相談をいただきました。「うちの子が家に帰ってから、『お友だちに無視されて悲しい、意地悪ばかりされている』と話すんです」と。そんな時、私は園長としての「傾聴スキル」をフル稼働して、お母さまの不安な心に丁寧に、徹底的に寄り添います。決して担任の先生に丸投げしません。担任の先生の思いも大切に守る為、相談の席に一緒に座るようにしています。まずは傾聴に徹してから、5歳児という発達の時期ならではの育ちの姿について、保育の専門性をフル稼働して分かりやすくお伝えし、園として具体的な対応を行うことをしっかりとお約束します。そして、お約束したことは、なるべく「翌日」にすぐ実行する。これが私の大切なルールです。

私が童話館出版の『気持ちの本』という絵本を持って年長組の部屋へ行ったのは、その保護者の方からご相談を受けた、まさに翌朝のことでした。*私が絵本を読み始めると子どもたちは目をまん丸にして注目してくれました。本のページをめくりながら、ひとつひとつの感情を丁寧に拾い上げ、子どもたちの日常の経験と重ね合わせながら問いかけていきます。
すると子どもたちは堰を切ったように口々に自分の感想を伝えてくれました多動傾向のある男の子、登園時によく泣いてしまう女の子、そして、一番前に座っていた、耳まで真っ赤に染まった女の子……。絵本を読み進めるうちに、クラスの空気が少しずつ変わり始めます。

――後編へ続く。

絵本を閉じたとき、子どもたちと担任の先生に起きた「優しい奇跡」の結末、そして別の保護者の方から涙ながらに届いた驚きのメッセージは【後編】で
お届けします。
今日も1日、ご自身のどんな感情も「はなまる💮」で受け止めながら、心地よく頑張りましょう!

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