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「居心地の悪さ」と闘い続けたスージー&ザ・バンシーズ
(初出:「ロックジェット」Vol.9、2002年)
スージー&ザ・バンシーズとは、「居心地の悪さ」である。――とりあえず、そう言い切ってしまおう。彼女たちの「居心地の悪さ」こそが、私を長いこと引きつけてきたのだ。
サマー・ソニック2002に、ガンズ&ローゼズ、モリッシーなどと並んで、バンシーズが名を連ねた。これは、今年がロンドン・パンク25周年にあたるので、当時、シーンの渦中にいたスージー・スーを記念として呼びたいという、プロモーターの意向が働いたのだろう。スティーヴ・セヴェリンとともにオリジナル・メンバーとしてバンシーズを率い続けたスージーは、かつて「パンクの氷の女王」とあだ名された女性である。英国の音楽誌では、70年代末から80年代始めにかけて、ベスト女性ヴォーカリストの人気投票でたびたび上位に選ばれもした。時代を象徴するイコンだったのだ。
しかし、バンシーズがパンクだったかどうかは、微妙な面がある。むしろ、ゴス・バンドとして記憶する人の方が多いかもしれない。バンシーズはバンドの基本イメージからしてぶれがあり、そんな「居心地の悪さ」を生き続けてきた。
遅れてきたパンク・バンド
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