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【シニアのワクワク日記】「新日本風土記」を観て


酒と人生、そして故郷の記憶

目次

  1. はじめに:気力と好奇心を大切にしたい

  2. 番組「新日本風土記」との出会い

  3. 心に残る「角打ち」の風景

    • 岩手県盛岡市:地元に愛される和やかな店

    • 福岡県北九州市:高度経済成長期を支えた活力

  4. 私の青春と「ビーチュウ」の失敗談

  5. 雪国の夫婦愛:能登杜氏が醸す冬

  6. 秋田・川反(かわばた)の居酒屋:職人の所作に酔

  7. おわりに:感謝とともに味わう一杯


はじめに:気力と好奇心を大切にしたい
シニアと呼ばれる年代になり、身体の衰えを感じる場面も増えてきました。

けれど、せめて「気力」だけは衰えさせたくない。そう願っています。

そのために持ち続けたいのが「好奇心」です。

好奇心とは、「自分とは別の人生を味わってみたい」という気持ちの表れではないかと思うのです。

このブログは、私が実際に見て、聞いて、首を突っ込んでみた日々の記録を綴る「ワクワク日記」です。

今回は、先日視聴したNHK『新日本風土記』の感想をお届けします。

番組「新日本風土記」との出会い
「風の中に土のにおいが、もう一度日本をみつける……私をみつける」
このナレーションとともに、素朴な唄が流れる。

『新日本風土記』は、録画して落ち着いた時間にゆっくりと観るのが、何より心が休まる番組です。

今回のテーマは「酒と酒場の旅」

日本各地の酒にまつわる文化、生活に溶け込んだお酒の歴史、そして酒場に集まる多様な人生

その中でも、特に私の心に残った場面をご紹介します。


心に残る「角打ち」の風景
岩手県盛岡市:地元に愛される店

盛岡市鉈町(なたちょう)には、売り物の酒をその場で飲める「角打ち」の酒屋があります。

常連さんはつまみを持ち込み、土間に上がり込んで酒を酌み交わす。

かつて店主が、行商の人に酒を飲ませたのが始まりだそうです

昼から気軽に楽しめる明朗会計。その和やかな雰囲気は、情緒ある盛岡の街によく似合っていました。


福岡県北九州市:高度経済成長期の活力
北九州市、若戸大橋のふもとにも角打ちの文化が息づいています。

かつて八幡製鉄所で働く人々が、三交代勤務の疲れを癒やすために、朝から酒屋の角で明日への英気を養ったといいます。

今でもその場所は、当時の活気を引き継ぐ人々で賑わっていました。

私の青春と「ビーチュウ」の失敗談
実は、私もお酒の味を覚えたのは「角打ち」でした。

就職したのは、まさに高度経済成長が始まる頃。

仕事が終わると仲間数人で近くの酒屋へ行き、ビールケースを椅子にして飲んだものです。

当時は、焼酎をビールで割る「ビーチュウ」は安くてすぐ酔えるのでよく飲みました。

酒の味もまだよく分からない若造でしたが、アルコールに酔う快さだけは一人前に覚えてしまい……。

若気の至りで、ここでは書けないような失敗もたくさんしました。
今ではようやく笑い話にできる年齢になったので、いずれまた詳しく書いてみたいと思います。

雪国の夫婦愛:能登杜氏が醸す冬


富山県南砺市。

明治時代から続く酒蔵で働く杜氏・畠中さんは、石川県能登半島の珠洲市から出稼ぎに来ています。

故郷で家を守る奥様は「嫁があっての旦那、旦那があっての嫁」と、新婚当時から夫を支えてきました。

豪雪地帯の珠洲では、冬の暮らしは過酷です。

畠中さんは奥様を心配して毎晩電話をかけ、奥様は毎朝2時間かけて除雪機を回します。

「(雪で部屋が真っ暗だから)一人でネズミと暮らしてる」

そう笑う奥様と、無事に酒が仕上がったと微笑む畠中さん。

お互いを気遣いながら冬を過ごす二人の絆に、胸が熱くなりました。

私自身も雪国生まれなので、家が雪に埋もれる光景は痛いほどよく分かります。

子供の頃、凍った紐に苦戦しながら「かんじき」を履き、道踏みをした記憶が鮮やかによみがえってきました。

秋田・川反(かわばた)の居酒屋:職人の所作に酔う


秋田の飲み屋街「川反(かわばた)」にある、創業100年の居酒屋。

ここで目を奪われたのは、店主が熱燗をつける所作でした。

「銅壺(どうこ)」という道具を使い、炭火でじっくり温められたお酒。

一升瓶から徳利に注がれる無駄のない動きは、もはや芸術です。

五臓六腑に染み渡る一杯とともに頂くのは、山菜の「ニオサ」をかんぴょうで巻いたおでん。

八代亜紀さんの『舟歌』がそのまま形になったような、そんな風景。

かつて会社の先輩から聞いた川反の話を思い出し、「いつか必ずこの居酒屋を訪ねたい」と強く思いました。


おわりに:感謝とともに味わう一杯

私もお酒を飲み始めて数十年。

かけがえのない友人を得られたのも、父や兄と楽しい思い出を作れたのも、すべてはお酒のおかげです。

もちろん、適量を知らずに大失敗したことも数知れず……。

今日という一日を無事に終え、満ち足りた気持ちで一杯の酒を飲める。

そのことに改めて感謝したくなる、そんな素敵な番組でした。


いかがでしたでしょうか?
あなたの「お酒の思い出」や、お気に入りの「酒場」があれば、ぜひコメントで教えてください。

次回のワクワク日記もお楽しみに!
 

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