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もし政治と歴史の話が好きな中国人に遭遇してしまった時、私はこうしています

中国人とお話するとどうしても避けられないこの手の話題・・・
実際にあった私自身の応対を記憶を元に再現してみました。

※原文の下に訳文あり。

以下原文。

中国人:你知道南京吗?
日本人的我:知道啊。三国的吴国首都嘛。
中国人:不、不,我说的是更近一点的历史。
我: 那你是想聊朱元璋的故事?
中国人: 不是。我想聊的是差不多90年前的事。
我:居然你喜欢谈国民党的事情吗?
中国人:对啊,就是那个时代。你知道那时候发生过什么吗?
我:我知道,那时候日本和中华民国在打仗。
中国人:那时候日军(在南京)杀了20多万中国人。
我:你别这么批评毛主席。
中国人:啊?你说什么?
我:熟悉历史的你的话,应该知道大跃进的后果。
中国人:我没提新中国的事。日军侵华的时候杀了很多中国人。也毁了那么多文物,破坏了我们的文化。
我:你竟然又在批评毛主席了。
中国人:为什么?
我:文革啊。
中国人: 唉,别提了。不过,日军毁掉中国文物的事实总不会变吧。
我:你没去过圆明园吗?
中国人:我知道。不过,也有日军毁掉的文物吧。
我:具体什么文物?我能提许多文革时丧失了的文物啊。
中国人:算了。我想说的是,日本政府故意隐瞒南京大屠杀的历史,这才是重点。
我:可是日本初中的历史教科书里,明明就有关于南京大屠杀的记载啊。
中国人:但日本政府还是想篡改历史吧。
我:那你知道郑成功的妈妈是哪国人吗?
中国人:啊?你怎么突然扯到这个了?当然是中国人啊。
我:不是哦。郑成功的妈妈是日本人。而且郑成功是在日本出生、在日本长大的。
中国人:不会吧。不可能。
我:那你自己上网查一下。
中国人:咦?他居然真的在日本出生、在日本长大……
我:国家政府对历史的态度就是这样。不仅日本政府,中国政府也一样,有些不想让民众知道的信息就会控制。作为“民族英雄”的郑成功,亲生母亲竟然是日本人,这个事实如果大家都知道了,对爱国主义教育的影响可太大了。
中国人:行了行了,算了吧。我明白了。
我:本来就没必要我们老百姓替国家政府说话。我个人对于中日战争有非常尴尬的感情,同时作为日本人,也深感对历史的责任。但如果咱们如这次替国家说话的话,我们就永远不会互相了解啊。
中国人:明白。

以上原文。

以下訳文。

中国人「南京を知っているか?」
日本人私「もちろん。三国志の呉の首都でしょ」
中国人「いや、そうじゃない。もっと最近の歴史の話だ」
私「じゃあ朱元璋の話でもしたいの?」
中国人「違う。私が話したいのは、約90年前のことだ」
私「まさか、国民党の話が好きなの?」
中国人「そう、まさにあの時代のことだ。あの頃何が起きたか知ってるか?」
私「知ってるよ、日本と中華民国が戦争してた」
中国人「あの時、日本軍は(南京で)20万人以上の中国人を殺した」
私「毛主席をそんなに批判するなよ」
中国人「は?何だって?」
私「歴史に詳しい君なら、大躍進の結果を知ってるはずだろ」※大躍進政策は1958年に毛沢東主導で行われた経済政策。過度な鉄の増産により大規模な飢饉を招き、数千万人が犠牲になったとされる。
中国人「建国後の中国のことじゃない。日本軍が中国を侵略した時、多くの中国人を殺した。それに、たくさんの文化財を破壊し、私たちの文化を傷つけた」
私「また毛主席を批判した」
中国人「なんでだよ?」
私「文化大革命」※文化大革命は1960年代に毛沢東主導で起きた政治運動。数多くの文化財や人命が失われた。
中国人「その話はいいんだよ。日本軍が中国の文化財を破壊したという事実は変わらないだろ」
私「円明園には行ったことないの?」※円明園は清朝の贅を凝らした庭園で、アロー戦争時に英仏によって破壊略奪された。
中国人「知ってるよ。でも、日本軍が破壊した文化財もあるだろう」
私「具体的にどの文化財? 文化大革命の時に失われた文化財なら、私たくさん挙げられるけど?」
中国人「いや。私が言いたいのは、日本政府が南京大虐殺の歴史を意図的に隠蔽しているということだ。それが肝要なんだ」
私「でも、日本の中学校の歴史教科書には、南京大虐殺についての記述がはっきり載っているよ」
中国人「でも、日本政府は歴史を改竄したいんだろ?」
私「鄭成功の母親がどこの国の人か知ってる?」
中国人「はぁ?なんで急にそんな話になったの?もちろん中国人に決まっているだろ」
私「違うよ。鄭成功の母親は日本人。しかも鄭成功は日本生まれ日本育ちだよ」
中国人「まさか。ありえない」
私「じゃあ、自分でネットで調べてみなよ」
中国人「えっ? まさか彼が本当に日本で生まれ、日本で育ったなんて……」
私「国家政府の歴史に対する姿勢ってこんなもんだよ。日本政府だけじゃない、中国政府も同じさ。国民に知られたくない情報があれば操作する。民族の英雄である鄭成功の実の母親が日本人だったという事実がもし広く知れ渡れば、愛国主義教育に与える影響は計り知れないだろうしね」
中国人「もういい。やめよう。分かったよ」
私「そもそも、私たち一般市民が政府の代弁をする必要なんてないんだよ。私自身は日中戦争に対して非常に申し訳ないと思っているし、日本人として歴史に対する責任も痛感している。でも、今回のように国の代弁ばかりしていたら、私たちは永遠にお互いを理解し合うことはできない」
中国人「分かった」

以上訳文。

意外と中国人はこのロジックを受入れてくれる

このような会話は、大体中国人側がいわゆるテンプレ的な歴史観をぶつけてくるところから始まります。

その目的はマウントを取りたいというゲスなものから、日本人の歴史認識を知りたいという知的好奇心まで様々ですが、共通して言えるのは日本人のリアクションを深く噛み締めたいと思っているというところにあります。

そういう相手が比較的辛抱強くこちらの話を聞いてくれるという状況を利用して
①国家の代弁をすると話が平行線になる
②国家の認識は国家にとって都合良い様にコントロールされている

という事を実演して見せた上で
③情報操作してくる国家と国民の利害は一致しない
④個人的に語ればもちろん日本側の非を認めることはできる

という流れにもっていき、最終的には
⑤個人のとっての利益とは個人的な友好関係を築くことである
という結論を受入れてもらうわけです。

今回の会話は南京事件についてから始まりましたが、大体どんな政治・歴史の話題でも上記の話のもって行き方が通用します。

私の経験上、かなりの高確率でこのロジックは受入れて貰えますし、これによってその人と今後無駄な国家の代理論争をしなくて済むようになります。

というか、このロジックが通じない場合は結構やばめの人だと思うので三十六計逃げるに如かずです。

そういった意味ではこの話のもって行き方が試金石として使えるでしょう。