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聖徳太子と機械設計、「複数の声」を聞く仕事

聖徳太子は「10人の話を同時に聞いた」という伝説があります
もちろん実際に同時に聞けたかは別として、多くの意見を整理し判断していた象徴的な話としてよく知られています
この話、ロボット・コンベヤ搬送装置や自動機、省力機械などの機械設計にも少し通じるところがあると感じています


機械設計は「同時ではない多重ヒアリング」

機械設計の現場では、同時ではないにしても複数の人からそれぞれの立場で話を聞きます

  • お客様の要望

  • 現場の使い勝手

  • 加工側の都合

  • 組立調整性の考慮

  • 市販品の納期の確認

  • 制御設計との兼ね合い

それぞれが正しくて、それぞれが微妙に違うところがあり、全てを取り入れるのは難しい
しかも、話の中には曖昧な部分や言語化されていない意図も多く含まれています

「分からない」を整理するのが機械設計

正直なところ打合せ中に、サンドウィッチマン富澤さんの「ちょっと何言ってるか分からない」と思う瞬間は普通にあります
でもそこで止まるのではなく、

  • 何が本質なのか

  • どこが曖昧なのか

  • どう解釈すれば形にできるのか

を整理していくのが機械設計者の役割です

設計は“翻訳”と“意思決定”

機械設計は単なる図面作成ではなく、

  • 人の言葉を仕様に落とし込む「翻訳」

  • 曖昧な情報から形を決める「意思決定」

この2つの連続です
だからこそ、最初から完璧な情報が揃うことはほとんどありません
むしろ、不完全な情報の中で前に進める力が求められます

まとめ

聖徳太子のように同時に聞くことはできなくても、機械設計は複数の声を受け取り、整理し、形にする仕事です
そして時には、サンドウィッチマン富澤さんが言われる「ちょっと何言ってるか分からない」からスタートするのも普通のことです
そこから機械設計として成立させていく過程こそが、この仕事の難しさであり、面白さだと思います

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