報告 豊田市民文化会館
大変間が空いてしまいましたが、1週間前に行いました「豊田市民文化会館」での演奏報告をさせていただきます。市民会館と言っても、その中の多目的ホールという部屋です。大も中もある中での多目的ホールですが、だからと言って、適当に作られたものではありません。えんじろうは、このホールの響きをとても気に入っています。
というわけで、この場所では2回目となりました音心コンサートの演奏報告、今回は久々にNCH氏の写真と共にお届けいたします。撮影とご提供ありがとうございます。
ゆとりをもった会場入り
お天気は晴天。さすが晴れ音心です。ただ連休2日目というのもあり、ご予約人数的には厳しい状況の中での開催でした。しかしここまで来たらあとはもうやるのみです。この会場で演奏できることに喜びを求めるようにして、ワクワクしながら準備を進めます。
我々が到着したのは9時ころ。ピアノと照明の位置合わせに始まり、自分のと会場の音響の接続など、会場スタッフと行う行程から進めてゆきました。

照明の勉強から
この多目的ホールですが、元々は「会議場」だったそうです。ちょっと大掛かりな会議を行う際に使われていたのでしょうね。天井に据え付けられている証明が、それを物語っているように感じます。
今回もステージ関係の照明をコントロールするのは自分の仕事。はじめのうちに、使いかたを色々と教えてもらっておきました。リハーサルの時点で、それを活かした練習も進めました。

リハーサル
昨年の学習結果から、今回のリハーサルの時間は、1時間半ほどにゆとりを設けて、挑みました。会場の空気や響きに慣れるため、そして、この会場が今は自分たちの音を伝えるために存在している、と考えられるようになるため。リハーサルを集中して行うことができる時間が、いかに大切であるかということを学んでいます。

場内の準備



今回近くということで、ご家族で応援に来てくださった方が、お手製の看板を作ってくださり、1Fや2Fの会場通路のところに置いてくださいました。当日何も知らずに来られた方にもヒットするようにとのご配慮、ありがたい看板です。
ここを曲がれば受付です。受付は当日払いなので、2名のスタッフで対応していただきました。ありがとうございます。

物販とサイン会
今回の主役となるCDを中心に、物販コーナーもしっかりできあがりました。ここまで堂々と銘打つのは、えんじろう史上初かもしれないサイン会も、アナウンスからやる気満々です。ようやく、そういう気持ちになれるようになってきました。
だって自分のオリジナルCDなんて、誰も宣伝してくれませんからね。その価値を知っている者も、売れるまでは自分しかいないわけですし、ある程度知られるようになるまでの間は、自分が全力でプッシュする以外に手段はないということを学びました。
サイン会もその一部というわけです。来てくださったお客様だけが。その文字に思い出を刻むことができる。する側になって、しかもこれだけ時間がたって、ようやくその意味に気が付いてきました。どこまでも、のんびりしたやつです。


静かな時間
さまざまな準備を一通り終えて、本番前の静かな時間。えんじろうは、この時間が意外にも一番好きだ、と感じるようになりました。それなりの緊張がやってくるのは、お客さまが会場に入場されて以降です。会場準備が完了して、実際に開場となるまでの時間は、平和で静かな、それでいて音響的には抜群な響きを得られる時間です。
この時間にオカリナの音を出すのが好きです。楽器達と、これから始まる時間に対する喜びや期待を共有することができる大切な時間です。



演奏開始
今回は、これまでえんじろうが録音して来た、さまざまなシーンのコウロギの声を繋いだ音声を、開場と共に流しました。
最初にぽつんと会場に入ってしまったお客様が、あまりに静かな環境だと心が不安になるのではないかという気持ちで考えた方法ですが、これが役に立っているといいなと思っています。同時に自分のテンションも沸き立たせることができるので、自分の中では常套手段となっています。
第1部

ステージに上がってまず1曲、前置きなしで演奏しました。
今回のCDが6年ぶりのオリジナルアルバムであることを告げるため、最初に演奏したのは大きな古時計。時を感じながら演奏しました。


MCの後お届けしたのは、CDの1曲目と最後に入っている曲。1曲目の「赤い朝」は、シンプルなピアノとオカリナの曲なので、音心にもぴったりなのです。次々と場面が変わってゆく朝焼けの色の雰囲気を、照明ではなく皆さんの脳内で再現してもらえたら嬉しいなあという気持ちでした。

今回連れてきたソプラノC管はこの1本だけ。最近は種類の多さではなく、そのオカリナの持つ音色に集中して届けるというやり方にシフトしています。ですからオカリナの種類は結構バリエーションに富んでいても、1本を1曲のためだけにという選び方ではなくなってきました。
やり方も色々変わるので、その時その時の生演奏のやり方を楽しんでいただけたら嬉しいものです。

こちらは音域拡大ではなく、和音を演奏するために生まれた、ラングレーデュエットオカリナというものです。なぜか存在を知らないうちから夢の中で一度見たことがあり、気がついたら購入することになっていたといういわくつきのオカリナ。
まるでオカリナから「私を使ってみなさい」と言われたような出会いではあったものの、これを扱うためには頭を使う必要があり、えんじろうの頭ではなかなか難しいのです。なので今回のように、しっかり準備ができた曲をたまに吹くということぐらいしか出来ていませんが、逆にそのおかげで価値観は上がっているようです。

さらに今回、アルトC管として爽やかな音色を担当してくれていたのが、ピエタオカリナという頂き物のオカリナです。息に対して素直に反応してくれる楽器ですが、季節によっては少し癖のある音色になる時もあります。
目玉の1曲

さて、前半のラストには目玉となる1曲を持ってきました。CDの中でも一際元気の良い「自由はオレらの旗印」というタイトルの曲です。
実はこの曲は前の家に引っ越した頃、すなわち10年前にはできていたのですが、なかなか良い伴奏が思い浮かびませんで、ずっと形になり切れずにいた曲だったのです。そしてその頃から、これが完成した時にはやってみたいと思っていたことがありました。

えんじろう「さあ、出航だあっ!
お客様「オーウ!
この曲が完成したら、みんなとこのセリフのやり取りをやるんだ。などとアニメの死亡フラグのようなことを考えていたのです。
この日それがようやく実現できました。本当に嬉しかった。あまりに嬉しくてCDよりも上手に演奏することができました(笑)
なんといってもCDの方はまだこの日ほど鍛錬が追い付かず、ほんの少しだけシドロモドロに聴こえる場所があるんです。じゃ練習すれば良いのではないかという話ですが、実はこのしどろもどろ感がこの曲においては結構重要。ちょっと荒々しいというかガサツな雰囲気を出したかったのです。
今後もこの曲をやる時には、掛け声コーナーやりたいなと思っています。その時には是非、一緒に船乗り気分を楽しんでくださいね。
というわけでここで前半終了。
第2部

りょうこさんが1人でピアノに向かっています。
後半はピアノ独奏からのスタートかなと思わせつつ、実は後からオカリナも入ってきます。 CDアルバムにある「雲間の蒼」という曲なのですが、この曲ではピアノが主役という姿を描きたいと思って作りました。


中にはちょっと懐かしい曲も織り交ぜつつ、CDの中でもすでに演奏している曲などもあったので、それらも新たな気持で披露しました。
CD収録が決まった後、アレンジを刷新した曲もあったので、今まで演奏で聴いていたときとの雰囲気の違いなどもあったと思います。

終盤に演奏した「風に揺れるブラウス」という曲も、大きく変更のあった1曲です。こちらは主にテンポの修正を大幅に行ったので、とてもゆったりした、この日の出来事を一つずつ振り返るような気持ちで演奏しました。
アンコール


おかげさまでアンコールをいただくこともでき、スッキリとした「王宮の舞踏会」というオリジナル曲で幕を閉じました。この曲はオープニングでも良いと思うし、今後のライブにおいても色々活躍してくれそうです。
経験と対応
今回もすべてが順風満帆だったかと言えば、そうでもありません。
前半では相方のモニタースピーカーから音が出なくなるという奇病が発生し、お客様の前で1つずつ原因を確かめ、なんとか解決するというハプニングもありました。いつも音響を担当しているおかげで、人前であっても混乱したり発狂したりしないで済んでいます(笑)機材の問題点も浮き彫りになりましたので、今後の課題です。
照明担当のえんじろうも、計画と違った操作をしてしまい、一瞬時間が凍りつくという現象が起こりました。本当はスタッフさんに割り振った方が良いのですが、なかなか人集めは苦労します。
半数以上の方の手に


サイン会などというのも大げさな言い方ですが、演奏後にはたくさんの方にサインをさせていただきました。本当にありがたいことに、ご来場くださった方の半数以上の方々がお買い求めくださり、新たなCD「かたちあるもの」の門出としては本当にありがたい機会となりました。
今これを書いているこの瞬間にも、世界のどこかでえんじろうが作ったCDを、再生してくれている人がいるのかもしれないと思うと、それだけでワクワクできます。
今回の「音心 オカリナ・ピアノコンサート オリジナル新曲大公開」を成功につなげてくださいましたスタッフの皆様にも、とても感謝しております。至らない点だらけでご迷惑をおかけしておりますが、おかげさまで無事に執り行うことができました。
活躍のオカリナ

皆様の目には、このオカリナたちの色合いはどのように映っているでしょうか?えんじろうはいつも、自分の撮った写真を後から加工して、色合いを変化させています。でも実際は変化させているというよりも、自分が見た色合いと同じになるように、調整しているのです。
作業内容からすると、僕の見ている景色がカメラに映る景色よりも結構鮮やかに見えているということがわかります。特にオカリナたちの写真は、いっそう鮮やかに見えています。

少なめとは言いながらも、9本の楽器達が活躍してくれました。
この中には1曲でしか演奏できなかったオカリナが、3本もあります。こんな風にこれから先も、オカリナたちと本当に楽しみながら向き合っている様子を皆さんに届けていくこと。それ自体がえんじろうが演奏活動をする意味なのだと思っています。そう信じながら、新たなアルバムも含めて、届け続けようと思います。
今後ともどうぞ、よろしくお願い致します。10月21日の連休に、豊田市民文化会館多目的ホールにお越しくださったお客様に、せいいっぱいの感謝を申し上げます。
#enjiro #えんじろう #Ocarina #オカリナ
#Oto_Gokoro #音心 #りょうこ #Piano #ピアノ
#Music #音楽 #演奏 #Live #ライブ
#愛知県 #豊田市 #豊田市民文化会館 #オリジナル #新曲
