報告 鴨江アートセンター
今回は先日行いました「鴨江アートセンター」での、単独ライブについてのご報告記事でございます。気がつけばもう1週間が過ぎようとしています。色々なことを考えた今回の演奏会でしたので、そのあたりもまとめてご報告します。
遅れ気味の準備
別に反省文にしたいわけではないのですが、今回は振り返ると、いろいろと後手後手になってしまっていることが多いと感じていました。
すべての元は、チラシの準備などが遅れたことでした。これにより、告知が全体的に遅れ、この日にたくさんの行事がかぶっていることにも配慮が足りなかったのが、よくありませんでした。
お天気は曇り空でしたが、荷物を運ぶ間は雨に打たれずに済みました。お天気はやってもいいよと言ってくれているように感じて、少しホッとしました。
予定どうりに会場に到着し、支度を始めていったのですが、思っていた以上に時間の過ぎるのが早く、リハーサルをスタートできたのは予定時間より少し後でした。それでも、そのように時間が延びることは想定済みでしたので、予定としてはそれほど問題にはなりませんでした。ちょっとお昼を食べそこないましたが(笑)
今回はえんじろうに全く余裕がなく、写真撮影している間がなかったので、相方が撮影してくださった写真でご報告致します。
ステージ
今回もいつもと同じような設置の仕方ではあるのですが、いつもと違ってスピーカーが客席の方を向いています。実はいつもは客席より外側を向かせて、壁にぶつけて反射する音が届くようにしていたのです。音の響きが豊かになり柔らかくなるのが好きだったのですが、反射した後のことなので少ししまりがなくなります。あと反射した後でしっかり届く音量となると、結構大きくなってしまいます。
今回は、直接お客様の方向を向くことで、スピーカーの音量を最小限に抑えるという作戦を試しました。これは人数が少ないからこそ試せることでした。また少人数だと音の響きが吸収されず、響いた後の音をお客様に届けると、像がはっきりしないほわほわした音になってしまうので、それを避けるという目的もあります。座席もスピーカーの音がクロスする範囲に並べたので、これで初めて試すことができるわけです。

光の工夫
光による工夫はいつも通り。ステージ両端のカーテンを少し開けておくことで自然光を取り込み、演奏中の明かりは中心だけをつけておくというやり方にしました。これでなんとなく、ステージ中と休憩の切り分けができます。
このあたりに関して、自分が思いつくことは全てやり尽くした、と言えるところまで準備したので、割と満足いく結果になったと思っています。

待ち時間
今回はお客様が入場された後も、鳥の声や小川のせせらぎなど、一切の効果音を流さず、静寂の中、本番を迎えるようにしました。
いつもはお客様が話をしやすいように、気を使ってあえてノイズを鳴らしていたのですが、本番前の期待感やワクワク感といったものを演出するには、静寂を用意する方が良いと感じたのです。
今回本番中の伴奏音源を、最小の音量で流すという目的もあったので、その前に皆さんの耳を鋭くしておくという作戦です。あまり鋭すぎるとえんじろうの間違いまで聞こえてしまうので、諸刃の剣ではあるのですが(笑)
演奏風景
このような感じで、広々と会場を使った演奏になりました。実は初披露となる衣装でした。
すべての曲がオリジナル曲で構成された今回のライブ。自分でハーモニーを収録した、オカリナパートを含む伴奏を使う曲も多々あり、バランスやタイミングなど結構気を使って準備しました。

聞こえにくい
実際に本番になると、伴奏の音が若干聞こえにくいという現象を感じました。今回はえんじろう自身もマイクを使わず、生音で演奏しているのですが、自分が発する楽器の音が大きく、伴奏の音が聞こえづらいと感じたのです。
伴奏の音量は、先ほども書いたように客席に届く最小範囲にしています。セッティングの際には、自分の聞こえ方よりもそちらを優先したので、いざ始まってみると、自分に届く音としては少々小さいなと思いました。
実は反省用の記録を確認してみると、やや音程がうわずっていることが確認できました。充分に伴奏が聞けていないことの証拠ですね。大きいステージでアーティストなどがやっているように、耳につけるモニターのようなものがあれば違うのかな?でも自然派の楽器の演奏で、あまり自分の体に武装したくないというのもあります。
ソプラノの響き
今度は明るい話。
天井が高くよく響く会場では、ソプラノオカリナをたくさん使いたくなります。狭い部屋だときつめの音に感じるソプラノ管が、こういった部屋では天から降り注ぐ音色に聞こえるからです。自分の手元から解き放たれた音色が天井まで飛んでゆき、返ってきた音として聞こえてくるのは、とても心地よいものです。
この心地よさをお客様にもお伝え出来ていれば良いな、と思いながら演奏しました。

あっちこっち
そして今回最大の試みは、少人数だからこそできた「360度ステージ構想」です。大したことではない、えんじろうがステージから離れて、お客様の周り360度いろんな場所で音を出すという仕組みです。
でもこれってなかなか体験できないことです。まずマイクを使わないという条件が必須ですし、いろんな場所から吹いても、響きが急になくなるようなことがあってはいけません。これがお客様の人数の影響で変わります。
つまりこの構想は、この日の人数だからやろうと決めたのです。あまりに人がいない会場に踏み込むと、自分なら下手したら、帰った方がいいかなと思ってしまうかもしれません。だからこそ、この少ない人数だからできる体験というものを、何かやりたかったのです。
正直これはやってよかったなと思いました。ご感想にもよかったというコメントをいただき、ほっとしました。


音紬ぎ
こちらはこれから「音紡ぎ」のコーナーをやろうとしている様子です。機材を使って、自分の音を重ね撮りしてゆくコーナーです。
以前、YouTube配信でやっていたコーナーの、リアルバージョンですね。即興なので、即興能力に自信がない自分にとっては、ある程度失敗しても仕方がないという気持ちで挑んでいるのですが、それでもやっぱり気持ちよく聞いてもらいたいという思いは強いので、なんとか成功させたいと力んでしまいます。だいたいその力みが失敗の元なので、なるべく力まずに済む安全な演奏をするように気をつけました。
その結果、当初考えていたフレーズとはだいぶ違うものになったのですが、わりと安定した良いものが作れたと思いました。

まずご褒美

で、なんでいきなりラーメンの画像なんだと言われそうですが、この日唯一、自分のカメラで撮ったご褒美の写真です。時間に追われながらとは言え、1から考えて企画した一つのコンサートですので、よくがんばりましたというご褒美は大切です。
久しぶりだったというのと、赤味噌をベースにした新しいバージョンを注文したので、めちゃくちゃ美味しかったです。
食べ物は、人の体に直接的に働きかけるので、速攻で幸せにします。それに比べると音楽は、聞き手の好みやフィルターを通ってから到達するので、若干直接的とは言いづらいところがあります。
でもえんじろうは、そんな音楽で心を解きほぐしてもらった、中学時代の経験があるのです。だからこそ、それを糧にこれからも頑張ります。ラーメンも糧ですが(おいっ)
新たな試み
今回新たな試みとして「電子アンケート」を実施しました。同じく新たな試みとして「アンケートのお礼プレゼント」も実施しました。
アンケートに答えてくださった方だけが、えんじろうがAIと作った壁紙を、無料で手にすることができるという特典にしました。現在その壁紙は、ノート記事から150円で手に入れていただけます。作品を購入と言うよりは、えんじろうに対する応援料金として考えていただけると幸いです。
アンケートはなんと、ご来場者の半数の方からいただくことができ、やってよかったなあと感謝しております。
ただいまのオカリナ
というわけで、ようやくたどり着きました「ただいまのオカリナ」です。
今回は珍しく、合計11本の楽器が登場していますね。生音で伴奏とのバランスをとるために、音量も異なるオカリナを用意するということがあったので、この数になりました。
どの楽器にも得手不得手があるのが美しい。そしてそれをはっきりと示すものこそが、生音での演奏の場です。
昔は逆に考えていましたが、楽器を生音で聴いて頂けるというのは、実はとても贅沢なことなのだと実感します。
皆さんぜひ、えんじろうの生音の響きを聞いてみたい会場があれば、ご紹介くださいね。


それでは、この日ご来場くださったお客様に目いっぱいの感謝を込めて、ありがとうございましたとお伝えして、この記事を終わりにします。
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