骨折した話。(上腕骨近位端骨折)3
【第3話】受傷16日目:今日から三角巾で保定
前回の受診から1週間後に、再度レントゲンを撮りました。
ダンディ先生はその画像を見てしばし考え、こう言いました。
「腕を下に下げるのと吊るのとどっちが楽?」
わたしは即答しました。
「吊ったほうが楽です」
実は前回受診したときは三角巾の指示はありませんでした。
そのため、それまで腕を固定することなく生活していたのです。
ただ、少しでも肩の関節が動くと痛むため、自発的にスマホのストラップに腕を掛けて固定していたのです。
さっそく看護師さんが三角巾を持ってきて、長さを調節しながら装着してくれました。
生まれてはじめての三角巾。
よく見かける、白いガーゼのシンプルな三角巾です。
なんだか動きにくくて不自由だな、というのが第一印象でした。
さて、この日、わたしにはひとつの野望(←大げさ)がありました。
それは「自分のレントゲン画像をスマホで撮影させてもらう」こと。
自分の骨折したレントゲン画像なんてそうそう見れるもんじゃありません。
エイッと勇気を出して「この画像、スマホで撮影してもいいですか?」と聞くと、アッサリと「いいですよ」とお返事をいただけました。
もちろん、喜んで撮影させていただきました。
そのレントゲン画像には、素人のわたしにもわかるような骨折線がいくつか映っていて、「これが骨折のヒビかあ……」と感慨深かったです。
なぜ初診ですぐに三角巾の指示がなかったのか?
推測にすぎませんが、これにはいくつかの理由が考えられます。
①骨が完全に分断されていない不全骨折(ヒビ)だった
②折れている部分のズレがそれほど大きくない
③関節が固まる(拘縮)を防ぐため
④適度に動かしたほうが血流が促進されて治りが早いと判断した
わたしの場合、おそらく当初のダンディ先生の見立てから状況が変わったのでしょう。
骨折16日目にして三角巾生活が始まりました。
ちなみに、三角巾のお値段は528円でした。
外傷のための装具なので健康保険適用かと思ったのですが、どうやら三角巾は自由診療となるのが一般的なようです。
保険対象じゃないんだ……とちょっとガッカリ。
