はじまり
ある島には、魔術を使いこなす人々が居た。その島の住人は皆が魔力を持っている。そこに生まれてくる子供たちにも魔力がある。その島の名は「トゥール島」その島には、掟がある。
(生まれた子供は6歳になるまで外には出てはいけない。島を守る事)と言う掟だった。
しかし、この島もある子供が生まれて3年経って、全て無くなってしまった。歴史も人々も・・・・・・・・・・・・・・・政府によるバスターコールによって
~パロ・ピース・ユラ~この子だけがその島も生き残りとなった。
事件が起きる1カ月前
~トゥール島~
(闇に仕えしモノ達よ。我の力となれ)
「ユラも3歳なのに難しい魔術を使いこなせるようになったみたいだね」
「そうね。でも、後で魔力を抑える何かを身に着けないとね」
「ん?どうして?まだ、早いんじゃない?」
「どうしてって。暴走しちゃうじゃない。それにあの子はほかの子と比べると倍に力があるのよ。小さい子は自分の力を制御できなくて暴走しやすいんだから。」
「そうだったね。」
『大変だぁ!!海賊が来たぞぉ』
「えっ、海賊??」
「そうみたいね。お母さんたちはちょっと様子を見てくるから。」
「えっ、海賊?ユラも行く!!」
「ユラは、ダメ!危ないから。お姉ちゃんと一緒にいて?」
「でも・・・・ユラ、強くなったよ!」
「わかった。ユラ、お姉ちゃんと一緒に居よ?ユラが強くなったのは知ってるから。お家を一緒に守ろ?」
「うん・・・・わかったよ。」
ユラの家は、飲食店を営んでいる。ユラは、3歳児ながらも頭が良く、すぐにいろいろな事を覚えてしまった。本来なら6歳から魔術の勉強をするがもうすでに初めてしまっていた。初めてから1週間で分厚い本を10冊をすべて覚えてしまっていた。
それから、ユラの両親たちが海賊を連れて帰ってきた。
「えっ、お母さん!」
「ママ!」
ユラとユラの姉は攻撃態勢に入ったが・・・・
「大丈夫よ。この人たちは今まであってきた海賊とは違って安心できるから。」
「えっ、そうなの?」
「えぇ。そうよ!」
姉は、母の言う事を信じて攻撃態勢から戻ったが、ユラは母の言葉が耳に入らずそのまま攻撃を仕掛けてしまった。
「はぁぁぁぁぁ」
「ユラ、ダメよ!」
「赤髪さん。避けてください。」
姉はユラを止めようにしたが間に合わず母親が赤髪のシャンクスに避ける様に声をかけた。
そう、この島に来たのはシャンクスが率いる赤髪海賊団だったのだ。これがユラとシャンクス達が出会ったきっかけであった。
「っ!おっと!」
「えっ!!」
「海賊さん、大丈夫ですか?」
「赤髪さん。すみません、うちの子が」
シャンクスは、ユラの母親の声にとっさに反応し、ユラの攻撃をあっけなく避けることができた。
ユラも自分の攻撃が簡単に避けられてしまったことに驚いていた。母親と姉は、赤髪海賊団船長:シャンクスのもとに近づいて行った。
「あぁ。大丈夫だ。気にすることはないさ」
「「本当にすみません」」
「ほら、ユラも謝りなさい」
「嫌!!海賊は悪い奴らだもん。退治しないといけないでしょ!ユラは、悪くないもん」
「こら、ユラ。お母さんはこの人たちは大丈夫って言ったでしょ」
「で、でも!」
ユラは、母親にものすごい勢いで叱られてしまった。不貞腐れたユラは、店の隅でいじけていた。
その一方でシャンクス達は、ものすごい勢いで騒ぎ初めていた。シャンクス達が騒ぎ始めた瞬間に一瞬にして宴会のようになってしまった。
「ほんと、すみません。娘が・・・」
「いや、別に。しかし、すごい正義感が強い子なんだな」
「ここに来る海賊は荒らす人が多かったので、勘違いをしているのかと思います。」
「そうか、海賊は悪い奴ばっかだもんな」
「お頭、自分で言っちゃダメでしょうが」
「そりゃそーだ!!!」
「「わははははははははは」」
「赤髪さん、今料理をお出ししますね」
「あぁ。それと酒もよろしく頼む」
「わかりました。お姉ちゃん出してもらっていいかしら?」
「うん。わかった」
ユラは、隅の方でシャンクス達の様子を観察していた。
その姿を見ていたシャンクスは声をかけた。
「おい。そこで隠れているお嬢ちゃん。俺たちとお話ししようじゃないか」
「嫌!ユラは悪い奴とはお話ししないの!!」
「そんな事言わないでさ。いいじゃないか」
そう言って、シャンクスはユラに近づこうと立ち上がった。
「いや、近づかないで」
「あはは。お頭、相当嫌がられちゃったな」
「あぁ。そうだな」
「すみません。あの子、一回警戒しちゃうとなかなか素直になれないですよ。」
ユラは、近づこうとしたシャンクスを拒否した。
ユラの母親はユラの行動に謝った。そして、ユラの性格を説明した。
「いや、いい判断だ。小さいながら良い感してるよ」
「そうなんですか?」
「あぁ。海賊は何をするか分からないからな。」
「くすっ、赤髪さんは冗談が上手なんですね!」
シャンクスは、ユラの警戒心について褒めていた。
