「腕」のない獣〜ナガラスマホ総集編
夜に街を歩くことが多い。
もちろん夢遊病ではなく、仕事の移動だ。
夜は圧倒的に視界が狭くなる。当たり前だ。私たちの目は猫の目のような性能を持たない。暗闇になれば見えなくなる。
そんな暗闇だが、都市部なので、街頭や街の灯がある。ぼんやりとした光を背景に、歩く人間の姿が浮かび上がる。
そんな人のシルエットを見ていて思うことがある。
きっと動物たちは、最近の人間は片方の腕がなくなったのだろうな、と思うのだろうと。
そう、「ナガラ獣」の誕生だ。
暗がりでは、スマホを片手に持っているために、片方の腕が見えない人々のシルエットが浮かび上がる。

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