見出し画像

グリーンインフラ

(1)「グリーンインフラ」の概要と効果について

グリーンインフラは、森林、湿地、水辺といった自然環境が持つ多様な機能を、社会資本整備や土地利用に活用し、様々な社会課題の解決を図るという考え方である。人工構造物(グレーインフラ)と対比され、あるいは組み合わせて用いられる。

主な効果は以下の通り。

  • 防災・減災: 雨水の貯留・浸透能力を活用し、洪水リスクを軽減する(Eco-DRR)。

  • 温暖化対策: 都市緑化によるヒートアイランド現象の緩和や、炭素固定による気候変動の緩和に貢献する。

  • 環境保全: 生物の生息・生育の場を提供し、生物多様性の保全や生態系の再生につながる。

  • 快適性・健康: 公園や緑地は良好な景観形成や憩いの場となり、人々の健康増進やレクリエーション、環境教育の場としても機能


(2)「グリーンインフラ」の事例

国内の事例には以下のようなものがある。

  • 釧路湿原の遊水機能の活用(北海道): 湿原が持つ自然な遊水機能を活かし、河川氾濫のリスク低減を図っている。

  • 六甲山麓グリーンベルト事業(兵庫県): 土砂災害を防ぐために植生の力で斜面を安定化させるとともに、レクリエーションの場としても活用している。

  • 都市部での屋上緑化・壁面緑化: ビルの屋上や壁面を緑化することで、ヒートアイランド現象を緩和し、建物の断熱効果を高めている。

  • 東京都練馬区における雨水流出抑制と緑豊かな場づくり: 緑地を活用して雨水貯留・浸透施設を整備し、豪雨対策と生物多様性保全を両立している。

いいなと思ったら応援しよう!