AI時代の音楽表現。カバーアートに込めた6つの小さなストーリー
🎨 はじめに
以前書いたカバーアートの記事に、
フォロワーさんから嬉しい反響をいただきました。
その言葉をきっかけに、改めて
「自分の曲のカバーアートをどんな想いで作ってきたのか」
をじっくり振り返ってみたくなりました。
今回は、最近リリースした曲の中から
いくつかのカバーアートをピックアップして、
制作の過程やテーマの裏側を少し掘り下げてご紹介します🎧✨
🔗 前回のカバーアートについての記事はこちら
💎 Look at my figure! – Virtual Queen

フィギュアケースの中で、自分をアップデートしていく“バーチャルな少女”の物語。
光が屈折していくようなグリッチ感と、強さと美しさが同居する色使いで、
「AI時代の自己表現」をテーマにしました。
ガラス越しに放たれるような “私を見て!”という静かな自己主張 も込めています。
✏️ 制作過程メモ
テキストを入れないよう指示しても、背景の街並みやショーケース内に
読めない文字が自動的に生成されてしまうことが多く、調整が難しかったです。
SoundOnではカバーアートに文字を入れられないため、
気に入ったポーズの作品でも泣く泣くボツにすることがありました。

💅 Parisian FrenchNail – Belle Fingertips

カフェの午後、紅茶の香りとともに流れるパリの空気。
ネイルの輝きを「小さな芸術」として捉え、
淡いピンクとベージュで“繊細な自信”を描きました。
✏️ 制作過程メモ(手の生成が難しいシリーズ その①)
ネイルがテーマなので手のクローズアップを使いたかったのですが、
AI生成では指の本数やバランスが崩れやすく、調整が難しかったです。
最終的には、パリの洗練されたおしゃれ感と、カフェの穏やかな午後を感じられる作品を選びました。

🌈 Nail Prism – Shining Every Color

爪先に反射する光を、心のプリズムとして描いた1枚。
見る角度によって表情を変える虹色の輝きは、
「自分らしさは一色じゃない」というメッセージを込めています。
✏️ 制作過程メモ(手の生成が難しいシリーズ その②)
こちらもAI特有の“指の本数や向き”の不自然さに苦戦しました。
実写系では理想の世界観が出せず、最終的には
パステル調のイラストタッチで柔らかい輝きを表現しました。

🎨 Kids’ Craft Time – Tiny Hands, Big Ideas

子どもの手から生まれるアイデアの爆発!
工作の時間に漂う“カラフルな混沌”をイメージして、
明るいオレンジとブルーを基調にしました。
創造する楽しさをそのまま音とビジュアルに閉じ込めた作品です。
✏️ 制作過程メモ(手の生成が難しいシリーズ その③)
またもや手の生成に苦戦しました。かわいい子供の手を表現したいのに、ちょっと手のバランスが悪いと気持ちの悪い画像になってしまいます。
普段はイラスト調を選ぶことが多いのですが、
今回は実写の方が、子どもの手の可愛らしさと創作の楽しさを
より生き生きと表現できていると感じ、最終的に採用しました。

🐾 Trick or Meow – Cute Spooky Halloween

ハロウィンの夜にこっそりお菓子をねだる猫たち。
少し怖くて、でもどこか愛らしい“キュートホラー”を意識して、
温かみのあるオレンジと黒を基調に、レトロ絵本のような質感で描きました。
かぼちゃランタンの灯りに照らされた、ちょっぴりいたずら好きな黒猫の表情がポイントです。
✏️ 制作過程メモ
最初は油絵タッチで作りましたが、リアルな猫ちゃんだと少しシリアスな印象に。
ハロウィンらしい可愛さとユーモアを出すために、
イラスト調で表情豊かな黒猫を描きました。
おばけやかぼちゃとの組み合わせで、“ちょっと怖くて、でも愛しい”世界観に。

🌺 Serenity Villa – Luxury Resort Stay by the Sea

潮風と波の音が溶け合うような、静かな午後のリゾートステイ。
白とターコイズブルーを基調に、
「非日常のやすらぎ」と「ラグジュアリーな時間」をテーマにしました。
模様やテクスチャを重ねたコラージュ風のアートで“旅の余韻”を表現しました。
✏️ 制作過程メモ
最初は実写のリゾートを生成しましたが、
どこか“よくある旅行パンフレットのような雰囲気”になってしまいました。
よりアート性と深みを出すために、コラージュ風の油絵タッチを取り入れ、
“旅の余韻”や“心に残る静けさ”を表現しました。

🎧 おわりに
AIを使って音とアートを作るようになって、
「表現とは、自分の心の中をどう翻訳するか」だと感じるようになりました。
テクノロジーが進化しても、その根底にあるのは“人の感性”だと思います。
これからも、音とアートのあいだにある “見えない共鳴” を探しながら、
心に残る一枚を描いていきたいと思います。
もしお気に入りのカバーアートがあれば、
コメント欄で教えてもらえると嬉しいです✨
