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小学生の「ぼくのなつやすみ」に遭遇してしまった

「江頭より面白いことするぞぉーーーー」

今日も相変わらずの猛暑。夫とランチを食べて家に帰るために汗だくで歩いていると、バス停でバスを待っていた小学生の男の子が拳をあげて高らかに宣言していた。

江頭って江頭2:50のことだよね?すごい。今の小学生も知っているの?
しかも彼は東京の私立の小学生。すごく勉強に励んでいるイメージなのだけれど、江頭を知っているの?江頭の認知度に驚愕してしまう。

おそらく今日が終業式。彼の夏休みは江頭より面白いことをするのが目標らしい。さすがに黒タイツに上半身裸になることはないだろう。親御さんが心配してしまう。私も心配してしまう。きっとYoutubeで繰り広げられている、面白いことを超えたいと思っているはずだ。

宣言をしたときの表情は、家に帰ってきてからも忘れられない。日焼けをした顔が空に向かって上を向いている。元気いっぱい目を輝かせて笑顔で声を挙げていた。熱くてムワッとした空気のなかに、すこしだけ爽やかな風が吹いたようだった。

それにしても江頭より面白いことってなんだろう。私がするとしたら……と考えてみたが思いつかない。仕事に戻ろう。

きっと少年の頭のなかには、大人には思いつかないような江頭を超えるワクワクキラキラ輝く面白い夏の日々がいっぱい詰まっているんだろう。大人の私はとても羨ましい。

知らない少年だけれど、彼の「ぼくのなつやすみ」が始まるんだろうな。なんだかとても良い瞬間に遭遇してしまった。

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