見出し画像

もはやテーマパーク?徳島の大塚国際美術館に行ってきた

徳島出張の空き時間に「大塚国際美術館」を訪れた。米津玄師が紅白歌合戦で「Lemon」を歌唱して幅広く知れ渡った、あの場所。

古代から現代までの西洋絵画が1000点あまり!しかも全部が偽物!陶板複製画でつくられている。これまでに美術展で出会った絵画もあれば、現地に行かなければ館賞することができない絵画もぜんぶまるっと並んでいる。

絵画の歴史を巡っているようで、美術館というより、もはやテーマパークのようなワクワクした感情が生まれていた。直近で訪れた友人が「ぜんぶ観てまわるのに4時間かかったよ」と言われていたけれど、次の予定があり私は1時間半ほどした時間がなかった。でも、ぜんぜん時間が足りなかった。

「大塚国際美術館」ならではの良かったところはいくつかあって、一つは現実的にはありえない館賞ができるということ。

たとえば、「最後の晩餐」が修復前と修復後の壁画が対になって展示されていたり、ゴッホの「ひまわり」が全7点が並んで展示されていたり、不可能な展示が偽物だからできちゃう面白さがあった。並んでいる「ひまわり」を観ながら、自分はどの作品が好きか見比べるのも楽しい。偽物だからこその潔い展示がとても良い。

もう一つは「触れられる」ということ。鑑賞中に隣の女性が展示されている絵画に躊躇なくさわっていて、ギョッとしてしまったのだけれど、触れてOKなのだ。陶板でできているからこその楽しみ方かもしれない。

モナリザにもタッチ!

最後に、もしかすると他の美術館でもあるのかもしれないけれど、絵画のもとあった環境に合わせた展示をしていたのが、観ていて不思議な気持ちになった。

ジュゼッペ・アルチンボルド作「夏」

この絵画、以前から知っていたのだけれど、もともとは貴族が庭園に作った「グロッタ(人工洞窟)」で展示されていたとのこと。

ということで、館内に人工洞窟を模したエリアがあって、そこにこの絵画が飾られていた。美術展だと、開催されている美術館の空間で観るのが普通だけれど、元にあった暗くて壁も黒い環境で観ると、なんだか以前観たときよりもしっくりきた。

ゴヤが晩年に暮らしていた家を完全再現して、彼の絵画が当時の配置そのままに展示してあるエリアは、ホラー映画の世界に入ったような不気味さが漂う。こんな環境で暮らしていたのか、ゴヤ…と思うと、美術展で館賞するときとは違った感情が生まれたきた。

このまま不気味な気分のまま終わりたくないので気分転換!

モネの「睡蓮」も潔く外に!夏の空の下で観る「睡蓮」は日光の眩しさによって、より輝くような美しさだった。

個人的には子供がもうちょっと大きくなったら、また一緒に行きたいなと思った。世界にはこんなにもたくさんの美術があって、ずっとずっと前から人々が創ってきたんだよ、というのを観てもらいたくなった。

大塚国際美術館のすぐ近くに渦潮が見れる大鳴門橋があるのでセットでおすすめです。

いいなと思ったら応援しよう!

三浦えり 最後まで読んでいただいてありがとうございます。スキやフォロー、コメントをいただけると、みなさんの反応が知れて嬉しいです。

この記事が参加している募集