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昭和生まれの私のワールドカップ

6月29日(月)深夜

ふと目が覚めてトイレに行き、寝床に戻るとなかなか眠れない。
なんかザワザワしている。夜中にスマホは見ないと自分で約束しているけれどスマホを手にする。時間は3時過ぎ。ついついSNSのアプリを開く。

なんか…深夜なのにタイムラインが賑やか。というか、盛り上がっている。

そうだ!日本がブラジルと戦っている!ワールドカップ!

てか、1点取ってるの?スコアは「1対1」なんてこった!慌ててリビングに向かいテレビをつける。

珍しく夫が深夜まで仕事をしていて、私の慌てた様子を見て「どうした?」と声を掛けた。「1点取ってるよ!同点!日本!」と返事をする。夫も仕事の手を止めて、二人でテレビに向かう。二人でゆっくりテレビを観るなんていつぶりだろう。とはいえ、次第にゆっくりどころか、深夜にアドレナリンが出るくらい興奮し始める。

後半のこり20分。まじか、まじか。すごいね。すごいね。やばい。やばい。いけ。いけ。夫と語彙力のない会話。

結果はお察しの通り。後半のロスタイムにブラジルがゴールしてしまい。負けてしまった。

残念なのだけれど、昭和生まれの私たち夫婦は悔しさよりも「ここまで来たのか、日本のサッカー」という気持ちでいっぱいだった。

私が小学校低学年のときにJリーグが開幕して、地元クラブがない我らちびっ子たちは、とりあえず有名なヴェルディかマリノス、時々レッズをそれぞれ推しにして応援していた。(私はマリノスだった)

小学生高学年になると、ひとりの女の子が「川口かっこよくない!?」から川口ブームが来る。

そして、W杯というものを認識する。たぶん国の代表でスポーツで戦うというのを、オリンピック以外で初めて知ったような気がする。

中学からは、より日本代表を応援するように。「川口かっこよくない!?」と言った子が、「俊輔かっこよくない!?」と言って、中村俊輔ブームが中学校で起きる。なので、その後のW杯代表落選では、みんなが「まじか」と泣く。

高校生のときに日韓W杯。試合を見たすぎて、みんなが仮病して早退しまくっていたら先生が怒って、W杯期間中は親の一筆がないと早退できなくなってしまう。それでも強者は親に一筆書いてもらい堂々と早退していった。

そんな日韓W杯でサッカーがより身近になった。

大学生になってからは、あまり追えていなかったので、前回や今回のW杯を久しぶりに観て、こんなにも強くなった日本代表に驚いた。昔は外国人選手に当たられると、ふっとばされていたよね?フリーキックでしかゴールできなかったよね?(勝手なイメージなので、間違っていたらごめんなさい)

相手の足からボールを奪い取ってドリブルでシュートを決める選手の姿に語彙力なくて申し訳ないけれど「すごい」としか言いようがなかった。

そして、選手のそばには名波や俊輔がいる。私が小さい頃にテレビで観て応援していた日本代表だった彼らが、今は代表の指導とサポートしているのが感慨深すぎる。

娘は今回が生まれて初めてのW杯。なんとなくサッカーを認識している感じ。もちろん試合中は夢の中だ。娘にとっては外国の強豪のチームともあんな闘いをする日本代表がデフォルトなのか。

感慨深く日本の代表戦を観れるのは、日本のサッカーの転換期を節目節目で見ることができて、悲しみや悔しさもたくさん味わってきた、昭和生まれの特権かもしれない。

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