【今日の読書】水上文『クィアのカナダ旅行記』柏書房
今日の本はコチラです。

■『クィアのカナダ旅行記』
■水上文 著
■柏書房
■2025年6月刊
■1600円+tax
書店で不意に出合い、なんとなく心惹かれるものがあって手に取り、自分でも理由はよく分からないけれど手から離せない本というのがあります。この本がそうでした。もしかすると、帯の文言が知らぬ間に気持ちのなかにスルドク刺さってきたのかも知れません。
日本の同性カップルが「難民認定」された国で、
わたしが手にしたたくさんの問い、そして言葉。
・ ・ ・
私自身は、シスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と、性自認が一致している)でヘテロセクシャル(異性愛)という、マジョリティに属しています。だから、己の「性別」についてナニゴトかを突き付けられたり、いちいちセクシャリティを考慮に入れて動いたりすることはせずに済んでいます。
すなわち。
思考や感情にもこの「シスジェンダー/ヘテロセクシャル」という枠組みはガツンと影響を与えている。そのことを「考えずに生活することができる」集団に属しているのです。
この本を読むうえで、そのことが大前提となります。
■自分のなかにある「差別」感情
本書は、クィアに属する著者がカナダに二度旅行をした記録です。カナダは日本よりもよほどクィアに関して、その権利や生活がずいずいと守られている国です。
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