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歴史研究者による論文執筆のための生成AI(ChatGPT)活用法

  こんにちは、オスマン帝国陸軍参謀総局第五課勤務博士(文学)です。
 今回の情報生産工廠では、タイトルにある通り、歴史研究者である私が、論文執筆のためにどのように生成AI(ここではChatGPT3.5)を活用すればよいのかを書いていきます。

 ちなみに以前、生成AIの入門編となるような文章を書きました。今回の文章はその続きです。

生成AIによる論文執筆の前提

①生成AIは、論文を含む文章の執筆を十分に実行することができる。

②しかし歴史研究者としては、AIがどこかで学習した真実性の不明な情報を文章に加えてほしくない。

③したがって、AIには歴史研究者たる執筆者が作成した箇条書きをつなげ、文章化するという作業だけを依頼すべきである。

生成AIへのコマンド・プロンプト

【要求】
 こんにちは、私は歴史学研究者です。論文を書くために、あなたの補助を必要としています。私は論文で書く内容を箇条書きでまとめます。あなたはそれを文章化してください。
 なお、この作業は一段落ごとに行うことにしましょう。私が箇条書きを入力する→あなたが一段落分の文章として出力する→私が次の段落の分の箇条書きを入力する‥‥という順序です。また、文章化する際には、私の箇条書きを忠実に活かし、あなたの提案やオリジナリティは極力抑えてください。

【入力】
・詳細な箇条書き

【出力】
→出力された文章を修正して完成 

論文執筆に生成AIを使用する際の注意点

①段落ごとに試行を繰り返さないと、AIが余計な文章を加えてしまう可能性が高いようです。したがって、長大な文章を一気に出力させるのは、論文執筆には向きません。

②生成AIが勝手な情報を文章に加えないためには、詳細な箇条書きを書いてやる必要があります。しかしそれほどの箇条書きが思いつかない場合でも、AIと対話することで、必要な情報を思い出させてもらえる可能性があります。

③出力された文章を自力で十分に手直しする必要があるとは言え、生成AIに文章化してもらうことには多大なメリットがあります。
・私は断片的なフレーズが頭の中に思い浮かび、それを文章化するという工程で文章を生産しています。生成AIを使うことで、文章化にともなう時間とストレスを限りなくゼロにできます。
・また、断片的なフレーズがすぐに文章化されることで、足りない情報はコレだった、この情報はいらなかった等、速やかにブラッシュアップをすることができます。

AIマインド・セット

 もうAI革命は起こってしまいました。IT革命以降、もはやITを使わないという選択肢が事実上消滅してしまったように、AIを使わないという選択肢もいずれ事実上消滅します。

 この場合「この作業はAIに任せられるだろうか?」というAIマインド・セットを備えておく必要がある——私はそう思っています。

「歴史を書くことは、歴史を作ることくらい重要である」——ムスタファ・ケマル・アタテュルク


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