肉体が衰えるとどうなる?
生存の問題がないのなら、わざわざ心身の若返りシステムを起動させる必要はないと考えてしまう。
無闇に身体機能をアップレギュレートしない方が得策だと、原始の肉体は考えてしまう。
そうは言っても、単に心身の強化システムが起動しないだけなら大きな問題はない。
心身が若返らなくても、現状が維持できていればいいのではないか?
そんな疑問を抱く人もいそうだが、ことはそう簡単ではない。
なぜなら私達の肉体は、生存の危機から解放されたと判断するや、次のような流れで、全身の機能を下げ始めるからである。
・肉体の機能低下
使われなくなった筋肉が分解をはじめ、細胞内におけるタンパク質の合成スピードが低下。
少しずつ肉体が縮んでいくと同様に、骨の修復メカニズムと心臓の血液ポンプ能力が落ちていく。
・精神機能の遅滞
ドーパミンやアドレナリンといった神経伝達物質の分泌量が減ってモチベーションが減退。何もヤル気が起きなくなる。
いったん、この状態に陥ると、自分の外見は一気に老けた印象になる。
タンパク質の合成が進まないため、筋肉と肌が落ちくぼみ、モチベーションが失われたせいで活気もなくなる。
