現代の古典に注目したら。。。
何百年も昔の有名な古典とは別に、それぞれの学問の領域には、「現代の古典」とでも呼ぶべきものがある。
例えば、20世紀後半に書かれたものであっても、その本の登場が学問の分岐点になったり、その著書が学問領域に革命的な変化をもたらしたりする事例は少なくない。
そういう著書の本を読んでみるのも面白い。
その典型が、理論物理学者アインシュタインに関する本。
専門書となるとさすがに読者は限られるが、その研究テーマにおいて、一般向けに書かれた本も結構ある。
例えば、オススメは『E=MC2 世界一有名な方程式の伝記』というタイトルの本。
このあまりにも有名な公式がどう生まれ、どう育ってきたかが綴った極めて感動的な本である。
まず、E(エネルギー)については、物理学者ファラデーがその概念に至るまでのプロセスやフランス革命との関わり、当時の科学者をめぐる人間模様なども描かれている。
また、m(質量)とは何か、C(光の速度)の有限性はどのようにして確認されたのか等々、歴史を振り返りつつ記している。
同書に限らず、最近は難しい理系の話を文系の人でも読めるようにした本が増えている。
これらの本をきっかけにすれば、その世界の概略を掴んだり、歴史的に潮流が変わったポイントに触れるかもしれない。
それは、知的興奮以外の何物でもないはずである。
